来春朝ドラ「虎に翼」伊藤沙莉、デビュー20周年の節目に大役「朝ドラは影響力がある。頑張りたい」

[ 2023年2月22日 16:15 ]

2024年前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインに決まり、笑顔の伊藤沙莉
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 NHKは22日、来年2024年前期の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインに女優の伊藤沙莉(28)が決まったことを発表した。伊藤はこの日行われた会見に登場し、意気込みや決意を明かした。

 「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんがモデル。脚本は、NHK「恋せぬふたり」、テレビ東京「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などで知られる脚本家・吉田恵里香氏が手掛ける。現在放送中の「舞いあがれ!」(ヒロイン・福原遥)、23年春スタートの「らんまん」(主演・神木隆之介)、同年秋スタートの「ブギウギ」(ヒロイン・趣里)に続く第110作目の朝ドラとなる。

 発表会見に登場した伊藤は、「ヒロインが決まってすぐには信じ難く、凄くありがたく光栄でしたが、最初は“やったー!”ではなく、疑いから入りました」とはにかみ「今は徐々に実感してきています」と笑顔。女性弁護士を演じる点については「強い女性、道を切り開く人というのは、たくさんの苦労や努力と戦ってきた人。強さはもちろん、弱さを含めて演じて行けたらと思っています」と意気込んだ。

 続けて「私事ですが、今年29歳で、芸能生活20周年。節目の年にありがたいお仕事をやらせていただけて嬉しい。なおさら頑張りたい」と決意を新たに。伊藤の連続テレビ小説への出演は、2017年の「ひよっこ」以来2回目となり「朝ドラは影響力があるなと思いました。街に出たときに“よねこ元気?”って声をかけてもらうことが増えた」と、その影響力の高さを実感し「さまざまなご年齢の方に“よねこ”と声をかけてもらったのが嬉しかった。朝ドラはお茶の間にとって、親近感や生活の一部になるんだな…と思いましたし、『ひよっこ』ヒロインの有村架純さんは、穏やかでやさしくヒロインそのものな人。有村さんのように、役としても人としても、支えたい、ついて行きたいと思えるヒロインの役割を自分もやっていきたい」と、主演への思いをにじませた。

 伊藤は1994年千葉県出身。役への深い洞察力に裏打ちされた演技力は、シリアスなドラマからコメディにおいても評価され、ドラマ、映画、舞台にと活躍。ギャラクシー賞テレビ部門個人賞、ブルーリボン賞助演女優賞、山路ふみ子女優賞、文化庁芸術祭放送個人賞など受賞歴多数の実力派俳優。近年の主な出演作に、映画「ちょっと思い出しただけ」、「月の満ち欠け」、ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)、「拾われた男」「ももさんと7人のパパゲーノ」(NHK)、「キッチン革命」(テレビ朝日)、舞台「首切り王子と愚かな女」、「世界は笑う」など。お笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介の妹としても知られている。

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