来春朝ドラ「虎に翼」伊藤沙莉、兄・オズワルド伊藤には告げず「ニュースで知ったと思う。反応が楽しみ」

[ 2023年2月22日 15:58 ]

2024年前期のNHK連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインに決まり、笑顔の伊藤沙莉

 NHKは22日、来年2024年前期の連続テレビ小説「虎に翼」のヒロインに女優の伊藤沙莉(28)が決まったことを発表した。伊藤はこの日行われた会見に登場し、実兄でお笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介(33)の反応について語った。

 「虎に翼」は、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子さんがモデル。脚本は、NHK「恋せぬふたり」、テレビ東京「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」などで知られる脚本家・吉田恵里香氏が手掛ける。現在放送中の「舞いあがれ!」(ヒロイン・福原遥)、23年春スタートの「らんまん」(主演・神木隆之介)、同年秋スタートの「ブギウギ」(ヒロイン・趣里)に続く第110作目の朝ドラとなる。

  伊藤の連続テレビ小説への出演は、2017年の「ひよっこ」以来2回目。発表会見に登場した伊藤は、「ヒロインが決まってすぐには信じ難く、凄くありがたく光栄でしたが、最初は“やったー!”ではなく、疑いから入りました」とはにかみ「今は徐々に実感してきています」と笑顔。家族の反応については「暗黙のルールを少し破って、家族の第1リアクションを目の前で見たくて言いました。“他に言ったら抹殺されるよ”と注意して伝えたら、総立ちで拍手して喜んでくれました」と告白。しかし「兄には言ってなかったので、今頃ニュースで知ったと思う。まだ反応が来てなので、それは楽しみです」と、茶目っ気たっぷりに語った。

 伊藤は1994年千葉県出身。役への深い洞察力に裏打ちされた演技力は、シリアスなドラマからコメディにおいても評価され、ドラマ、映画、舞台にと活躍。ギャラクシー賞テレビ部門個人賞、ブルーリボン賞助演女優賞、山路ふみ子女優賞、文化庁芸術祭放送個人賞など受賞歴多数の実力派俳優。近年の主な出演作に、映画「ちょっと思い出しただけ」、「月の満ち欠け」、ドラマ「ミステリと言う勿れ」(フジテレビ)、「拾われた男」「ももさんと7人のパパゲーノ」(NHK)、「キッチン革命」(テレビ朝日)、舞台「首切り王子と愚かな女」、「世界は笑う」など。お笑いコンビ「オズワルド」伊藤俊介の妹としても知られている。

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