岡村隆史&三浦大知 ブレイキンを熱く語った 北九州での大会「パリに向けどこまで技を出すのか」

[ 2023年2月22日 05:30 ]

ポーズを決める岡村隆史(左)と三浦大和(撮影・会津 智海)
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 お笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史(52)と歌手の三浦大知(35)がスペシャルゲストの「WDSFブレイキン・フォー・ゴールド・ワールドシリーズin北九州」は24、25日、北九州市西日本総合展示場新館で開催される。RKB毎日放送が日本ダンススポーツ連盟とともに主催する大会には、24年のパリ五輪で新競技となるブレイキンの有力選手が顔をそろえる。競技への思い入れが強い2人が25日にTBS系列全国28局ネットで放送される大会について熱く語った。

 はやる心が抑えきれない。いよいよ今週金曜日から行われるビッグイベントに向け、スペシャルゲスト2人のテンションは最高潮に達した。

 岡村は日本ダンススポーツ連盟ブレイクダンス本部公認の「JDSFブレイキン応援団長」。自身もダンス経験のあるB―Boyとあって「待っていました!」と大会開催を喜んだ。

 日本を代表するダンサーの三浦は「ダンスのひとつのジャンルが競技になって、それが五輪で行われるなんて」と声を弾ませた。

 そして、三浦が「僕ら世代に、もの凄く影響を与えたのは岡村さん。ガレッジセールのゴリさんとの対決は衝撃的でした。岡村さんを見てブレイキンを始めた人はたくさんいる」と明かすと、岡村は「そうなのよ。皆、知らないから、もっと言ってほしい!僕はブレイキンをみっちりやっていたからストリート上がり」と振り返った。

 その言葉通り、幼少期に器械体操をしていた岡村は、中学1年から高校1年までブレイキンに熱中。その後サッカーを始めるまで、ダンスに明け暮れた。それだけに、競技への思いは誰より強い。現在の日本勢の注目選手について男子のSHIGEKIX、TOA、ISSINを挙げ「SHIGEKIXは日本のエース。試合に勝った後など、インスタのDMでやりとりしている」と語った。

 沖縄出身で幼少期から芸能活動をしている三浦は小学3年からヒップホップ、ジャズに親しむなど造詣が深い。現在の日本女子を引っ張るAMI、AYUMI、Rikoをピックアップし「動きがしなやか」と絶賛した。

 北九州での大会は、パリ五輪出場権獲得へ向けて重要な位置づけとなるもので、世界トップレベルの約200人が集結する。「パリへ向けどこまで技を出すのか、それとも隠すのか。日本選手にとっては地元の大会だし」と2人は楽しみが尽きない様子だった。

 最終25日はTBS系列全国28局ネットで放送されるとあって2人は「現地で会いましょう!」と声をそろえた。

 ▽ブレイクダンス 採点競技で本来の名称はブレイキン。1対1、またはチームで音楽に乗せてアクロバチックなダンスを披露し合い、技術や創造性を競う。1970年代に米ニューヨークのギャングの抗争で暴力ではなく踊りで平和的に対決するようになったことが起源とされる。パリ五輪は1対1を採用。出場枠は男女各16人で、各国・地域から最大2人。23年9月の世界選手権の優勝者が出場内定1号となり、5枠は大陸別の大会、残りはIOC(国際オリンピック委員会)が導入する予選シリーズなどで決める。


 《ヘッドスピンで薄毛に!?》
 52歳となった岡村だが、運動神経の良さには定評がある。「もうちょっと早く五輪種目になっていれば…」と日本代表入りへの思いもチラリと明かし「腰は大丈夫だけど、ひざが痛くて」と笑わせた。
 そんな岡村が「ブレイキンをやっていて、唯一“う~ん”となった」という技がヘッドスピン。「中学、高校の頃は床に頭を着けてじかに回っていた。髪の毛がチリチリになった」と振り返り「今、薄毛の治療をしている」と自虐ネタを繰り出した。

 一方の三浦は自身について「どちらかといえば立ち踊り出身」と語り、ブレイキンの魅力について「相手の技をわざとやって“オレもできるよ”と伝えてからさらに凄い技を出すところ」と語った。

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2023年2月22日のニュース