中川翔子「人生って何があるかわからない」 20年かけて回収した「壮大なフラグ」

[ 2023年2月22日 17:10 ]

中川翔子
Photo By スポニチ

 タレント・中川翔子が22日放送のTOKYO FM「坂本美雨のディア・フレンズ」(月~木曜前11・00)に出演。この日、昨年から続くデビュー20周年イヤーとしてベストアルバム「超!しょこたん☆べすと――(°∀°)――!!」をリリースした中川がこれまでの軌跡を振り返った。

 「ミスマガジン2002」でミス週刊少年マガジンに選ばれ、芸能界デビューした中川は「子どもの頃からアニソンを歌いたいという夢がずっとあったんですけど、私がデビューする頃ってグラビアアイドルさんか、アーティストさんかしかいなくて…。でも今より自己肯定感が低くて“こじらせネガティブ”だったから“自分なんて”みたいなネガティブと憧れがどっちもあって、応募してみたんですけど、受かって…。その後も鳴かず飛ばずで大変でしたね」と振り返った。

 当時、写真を撮られることや水着姿に抵抗がなかったか聞かれ「水着のグラビアとかいろんな方を見て、吸収してダイエットしたりするのは好きなんですけど、自分には自信がなかった」と話し「その頃ってオタクっていうことがちょっと虐げられている時代。学校でも絵を書いているだけで“キモイ”って言われるぐらいの。息がしずらい時代だったから、“あんまり言っちゃいけないのかな”と思って」とオタクだったことを隠していたといい「最初も“お菓子作りが趣味です”って全然できないのに言ってたりしてたんですけど、途中から事務所クビになりかけて、“だったらヤケクソで好きだったこと書き残そう”と明るい遺書みたいな感じでブログを始めた」という。

 「ブログって言葉があんまりない頃だったので、思い切って書いたら、学校でも出会えなかった“アニメが漫画が好きです”って同じ趣味の人がたくさんいて“やっと息が吸える”って。ツイッターみたいにブログを書いているうちに元気になった。そこから“アニソンが好き”って書いているうちに夢がかなっていった」とブログが自らの転機になったと語った。

 20年経ち、昨年6月に大胆な写真集「ミラクルミライ」を出したことについては「当時、ジャッキー・チェン事務所をクビになり、ミスマガジン中でもったいないから今の事務所に入ったんですけど、“グラビアの即戦力が来たぞ!”って言われたのに全然仕事が取れないから、やっぱりクビ候補になった過去があった。それがコロナ禍以降YouTubeを始めてから、水着の動画をマネージャーさんに無理やり撮らされて恥ずかしかったんですけど、その動画が1000万回ぐらい再生されて…。いただいた写真集のオファーが講談社さんで、ミスマガジンの古巣だった」と話し、グラビアから始まった「壮大なフラグを20年かけて回収したんだな、と思うと人生って何があるかわからない」と振り返っていた。
 

続きを表示

2023年2月22日のニュース