笑瓶さん 10日に遅めの新年会に参加していた 最後のあいさつは「検査行っときや!じゃあね」

[ 2023年2月22日 20:01 ]

笑福亭笑瓶さん
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 急性大動脈解離のため66歳で死去した笑福亭笑瓶さんは大阪・MBSの人気ラジオ番組「ヤングタウン」にかつて出演。当時から約35年の付き合いという放送作家の東野ひろあき氏(63)は「いつも笑顔で憎めないキャラだった」と悼んだ。

 今月10日、仲のいい当時の関係者らが集まった遅めの新年会に笑瓶さんは東野さん、桂雀々(62)らとともに参加。東野さんはその様子を自身のフェイスブックにも写真付きで「やっぱり盛り上がるのは持病の話」などという綴っていたが、笑瓶さんは体調もすこぶる良さそうで自身から健康面の問題を振るようなことはなく、逆に仲間が不安を漏らすと相談に乗っていた。東野さんには「絶対、検査行っときや!じゃあね」とアドバイスを送って別れたのが最後のあいさつになったという。

 笑瓶さんはヤングタウン出演当時、別にラジオ大阪「笑わっしょんな」にも同世代の雀々、嘉門タツオ(63)、北野誠(64)らとともに次代のホープとして出演。作家担当の東野さんも含めた5人で毎週のように集まる仲で、誰かが売れると「よし俺も!という感じで競い合っていた」。それがその後のMBSテレビ「突然ガバチョ」でのブレークに繋がったのではと感じていたという。

 性格的に「憎めないキャラでハードなことをやらされてもいつもニコニコ」だったという笑瓶さんの姿が忘れられない。「今はまだ心の整理がつかない」としつつ「鶴瓶さんの弟子やったことも大きかったが“俺は落語で行かず、ピン芸人としてやるんや”という気概が感じられる人だった」と故人を偲んだ。

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2023年2月22日のニュース