住田裕子弁護士 広域強盗事件の解明へキーポイントを解説「組織の全容が出てくることを期待したい」

[ 2023年2月22日 17:06 ]

フジテレビ社屋
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 元東京地検検事で弁護士の住田裕子氏が22日、フジテレビ系「Live News イット!」(月~金曜後3・45)にコメンテーターとして生出演し、先月19日に東京・狛江市で起きた強盗殺人事件でこの日、実行役とみられる容疑者2人が逮捕されたことについて今後の捜査の行方を占った。

 警察はこの日、強盗殺人と住居侵入の疑いで埼玉県川口市の野村広之容疑者(52)を、強盗殺人ほう助の疑いで埼玉県三郷市の福島聖悟容疑者(34)を、それぞれ逮捕した。このほか容疑者3人の逮捕状を取った。

 この日になって一気に動き出した広域強盗事件。住田氏は「組織犯罪ですので、いろんなメール等で情報がきていますし、今回のレンタカーの中では毛髪とか指紋とか遺留物がいっぱいありますので、関係者のDNA鑑定をこれからする」と、捜査の展開について解説。一方で「ただ、一番大事なのは供述ですよね」と指摘した。

 住田氏は「強盗殺人は死刑、無期が法定刑なんです」としつつ、福島容疑者の逮捕容疑が強盗殺人ほう助になっている点に着目。「情状酌量する時には一等、罪が減じられるんですね。このあたりを突破口にどんどんと追及していってほしい。そして供述が出てくる、組織の全容が出てくることを期待したいと思います」と、全容解明には同容疑者の供述がキーポイントになるとの見通しを示した。

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2023年2月22日のニュース