笑福亭笑瓶さん死去 山口良一が振り返る健康オタクな一面「楽屋で健康トーク。ツボにも詳しかった」

[ 2023年2月22日 19:11 ]

BS-TBS「噂の!東京マガジン」。今年1月撮影のレギュラー陣。前列左から、小島奈津子、森本毅郎、井崎脩五郎。後列左から、山口良一、清水国明、笑福亭笑瓶さん、深沢邦之
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 タレントで俳優の山口良一(67)が22日、スポーツニッポン本紙の取材に応じ、この日午前に急性大動脈解離で死去した落語家でタレントの笑福亭笑瓶(しょうふくてい・しょうへい)さんを追悼した。

 笑瓶さんは21日に自宅で倒れ、救急搬送。大動脈解離と診断され、治療を受けたが、22日午前に息を引き取った。家族が見守る中で静かに旅立ったという。66歳だった。

 山口は現在BS―TBSで放送されている「噂の!東京マガジン」で、笑瓶さんと約30年にわたり共演していた。長年の盟友の訃報に接し、「まだ信じられない。整理がつかない。16日に収録でお会いした時はいつも通り笑顔で元気な姿でした。“じゃあ、また次回の収録で”という感じで、その姿がまだ頭の中から消えない」と、気持ちが追いついていないことを打ち明けた。

 「噂の!東京マガジン」では地上波放送時代には毎週、BSに移ってからも隔週でスタジオで顔を合わせていた。「収録は隣の席。2人とも糖尿病で白米を控えなければいけないが、コーナーで出されたおかずがおいしすぎで“白米食べ過ぎてしまったわ~”とお椀を見せてくるやり取りなどしていました」と振り返った。

 山口によると、笑瓶さんは“分析魔”な一面もあったという。「流行りや事件のことを自分なりに分析して理論立てて解釈されていた。こっちが話を振ると、分かりやすいように物事を説明してくれて、間違ってることはしっかり指摘してくれた」。ユーモアが前面に出がちだが、隠れた知的な面も明かした。

 15年に同じ病気で倒れた笑瓶さんは、最近は節制を続けていたという。山口は「15年に倒れられてから健康にものすごく気を配っていた。健康オタクでした。ヘビースモーカーでしたが、一切吸わなくなった。楽屋でも健康トークが多かった。笑瓶さんは腰痛持ちで、腰痛に効く独自の体操などを教えてくれた。ツボなどにも詳しかった」と回想。思い返すのは、健康に生きたいという思いから生活習慣を改めた笑瓶さんのまっすぐな気持ちだという。「だからこそ、突然の訃報をまだ受け止めきれない」と、心の整理が付かない様子だった。

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2023年2月22日のニュース