「山本耕史が脱がないだと…?」男女逆転「大奥」にネットざわつく 「鎌倉殿」あの平六が「泣かせにきた」

[ 2023年2月22日 12:06 ]

ドラマ10「大奥」第7話。徳川綱吉(仲里依紗)と右衛門佐(山本耕史)が長い時を経てついに結ばれる(C)NHK
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 “男女逆転の大奥”を描くNHKドラマ10「大奥」(火曜後10・00)は21日、第7話「五代将軍綱吉・右衛門佐編」の最終回が放送された。ネットでは、大奥総取締・右衛門佐を演じた俳優・山本耕史(46)の演技に、物語から一歩引いた視点から注目が集まっている。

<※以下、ネタバレ有>

 漫画家・よしながふみ氏の同名漫画が原作。若い男子のみが罹患し、感染すればほぼ死に至る「赤面疱瘡(あかづらほうそう)」がまん延した江戸時代が舞台で、3代将軍・徳川家光の時代から幕末・大政奉還に至るまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描き、センセーションを巻き起こした。全19巻は累計600万部(紙・電子)を誇る。これまで過去3度、映像化されているが、今回は初めて物語のラスト・大政奉還まで映像化される。脚本は連続テレビ小説「ごちそうさん」、大河ドラマ「おんな城主 直虎」などの森下佳子氏。22日、「Season2」が制作され、今年秋に放送されることが発表された。

 第7話は「五代将軍綱吉・右衛門佐編」。右衛門佐(山本耕史)は綱吉(仲里依紗)が一人娘・松姫を失った悲しみを隠し、過去にないほどの奔放な振る舞いをしていたことを知る。それでもなお、桂昌院(竜雷太)から世継ぎを産むことを求められ、父の願いを懸命に応えようとする綱吉。江戸市中においては赤穂事件や生類憐みの令も手伝って評判が下落し、善政を敷けず世継ぎもつくれない自分は何のために生きているのかと慟哭し…という展開。この回では、綱吉の人生を一番間近で見てきた側用人・柳沢吉保(倉科カナ)と右衛門佐が綱吉に語り続けてきた台詞「上様に恋をしておりました」の真実が明らかとなった。

 赤穂事件や生類憐みの令で民の信頼を失った綱吉。大奥内でも、綱吉への不満は募っていた。そんな中、綱吉の苦しみを“唯一”知る右衛門佐が、ついに綱吉への思いを明かす。長い時間を経てようやく結ばれた2人…。綱吉は「欲得のない、慈しみを教えてくれたのじゃ。佐だけがの」と思いを漏らす。

 最初は綱吉の御台所・鷹司信平(本多力)が、自身の権力をより強固にするために京から呼び寄せた人物として「クセ者」とされていた右衛門佐。その実態は、悲しい過去を抱え綱吉と思いを同じくする、綱吉に恋焦がれた一人の男だった。

 右衛門佐を演じた山本は、登場当初は昨年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で演じた策士・三浦義村のイメージが残っていたことから、ネットでは「転生した平六が元禄時代の大奥に!」「平六はやっぱり今回も胡散臭い」などと騒がれていたが、「大奥」では純愛を貫いてその命を全うした。この展開に、「鎌倉殿…」から見守っていたファンからは「あの平六(山本耕史)が手玉に取られるなんて全国の武衛がひっくり返ったよ。」「ひと癖あるかと思ったら超純情で泣かせる」「あんなに去年平六だったのに今回恋い焦がれた上様をひとりじめして自分の腕に抱けて無邪気な笑顔を見せてもらえて『なんという幸せか』って…ものすごくピュアな恋心の爆発に見えたから山本耕史ってすごい」と、山本の熱演を称賛する声が多く上がり、ツイッタートレンド入りの大反響となった。

 また、「鎌倉殿…」では鍛えられた肉体美を披露する場面が多かったことから、「ヤマコーはどうせ脱ぐんでしょ?」と放送前から話題に。しかし、夜伽のシーンでもこの期待は裏切られ、ファンからは「鎌倉時代では脱ぎまくっていたのに、江戸時代ではガードが固い山本耕史」「山本耕史が脱がないだと…?」「鎌倉殿であれだけ脱ぎまくってたのに」「大奥で山本耕史脱ぐかなって期待していたけど、脱がんかったなあ」「山本耕史さん脱がんかったが、超よかったぞ!平六に言ってやりたいぞ。脱ぐだけが男だけではありますまいと」と、2作品のキャラクターを重ねて楽しむ声が多く上がっていた。

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