笑福亭笑瓶さん死去　古舘伊知郎、収録で助けられた思い出「気がつくと全体を回してくれている」

古舘伊知郎アナウンサー
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　フリーアナウンサー古舘伊知郎（68）が22日、TBS系「ゴゴスマ～GO　GO！smile～」（月～金曜後1・55）に生出演し、この日午前に死去した落語家でタレントの笑福亭笑瓶（しょうふくてい・しょうへい）さんを追悼した。

　笑瓶さんは21日に自宅で倒れ、救急搬送。大動脈解離と診断され、治療を受けたが、22日午前に息を引き取った。家族が見守る中で静かに旅立ったという。

　古舘は笑瓶さんと番組でたびたび共演していた。「バラエティー番組の司会をやっている時にしょっちゅうゲストで出て下さって」。収録で助けられたこともあるという。「よく、このごろ言うけど、その当時はそういう言葉はなかったけど、“裏回し”って言葉があるじゃないですか？僕が司会という立場でやっていても、1人で仕切りきれなくて、気がつくと笑瓶さんがそういう時に全体を回してくれている。“うわあ、ありがたいな”と思って」と感謝を口にした。

　笑瓶さんはゴルフ好きで、古舘もよく誘われていたという。「収録が終わると、ゴルフ好きでしょう？“ゴルフ行きましょうよ！”って。僕、ゴルフやらないから、逃げちゃったりしたけど」と振り返り、「ざっくばらんに言ってくれるし、すっごい裏表がない人だなと感じていた」と話した。

　笑瓶さんは15年12月、ゴルフのラウンド中に倒れ、急性大動脈解離で救急搬送。その後、仕事復帰していた。病歴はあったものの、突然の訃報に古舘は「一般論に過ぎないけど、本人も周りも未練の始末ができない。いきなりだと。徐々にだと心構えができるけど、本当にあぜんとしちゃうんですよね」と、笑瓶さんや家族の無念を慮っていた。