テレ東「何かおかしい」 出演者兼カメラマン ブレる画角が逆にリアル

[ 2022年5月26日 05:00 ]

番組の中継スタッフを演じた青木瞭。作中で青木が撮影した動画が実際にドラマで使われた
Photo By 提供写真

 テレビ東京の異色のドラマ「何かおかしい」(31日スタート、火曜深夜0・30)は、出演者がカメラマンも務めた。主演の濱正悟(27)は「スマートフォンで自分でも撮ったんですよ。監督がカットをかけない一発撮りの撮影も大変なのに、さらにキャパオーバーしかけました」と振り返る。

 ラジオ番組の生放送中に起きる悲劇を描くサスペンスホラー。例えば、番組の中継スタッフを演じた俳優の青木瞭(26)は、中継先で抱き合う母娘をスマホで撮影。劇中では青木が母娘を撮影している様子が流れる上に、実際に青木がスマホで撮影している動画も流される。

 監督も務めた太田勇プロデューサーは「プロのカメラマンが固定で撮るよりも、素人がスマホを手持ちして撮った方がブレるし、画角も悪くて、それが逆にリアリティーのある映像になると思いました」と意図を明かした。

 カメラマンと“二刀流”を務めた出演者たちは太田氏に「カメラもやってね」と言われ戸惑ったという。濱は「いろんな意味で“何かおかしい”ことがたくさん。自分にとって今までにない現場でした」と語った。

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2022年5月26日のニュース