中井貴一 41年前に言われた「おっしゃる通り」と思う先輩俳優の言葉 目指す俳優像とは

[ 2022年5月26日 14:24 ]

中井貴一
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 俳優の中井貴一(60)が25日放送のフジテレビ「TOKIOカケル」(水曜後11・00)にゲスト出演。41年前に先輩から言われた「おっしゃる通り」と思う言葉を明かした。

 中井は1981年公開映画「連合艦隊」(監督松林宗恵)で俳優デビュー。当時、ある先輩から「デビュー作は絶対に抜けないからね」と言われたといい、「“これからいくら経験を積んでも、デビュー作は抜けないから”って言われて、“そんなわけねぇじゃないか”って。経験積んでいったらいろいろなことも覚えていくし、芝居もできるようになるって思ったけど、41年経つとおっしゃる通りって思う」と明かした。

 理由として「そんなにカメラの前に純粋な気持ちで立てるって、デビューをした時以外はないのよ」とその理由を説明。「そこからはもう経験を積んでいくと、姑息なことを考える。姑息になってるでしょ?」とデビュー前から親交があるというTOKIOのメンバーに投げかけ。「お前らと最初に会った時、本当に純粋だったの。焼肉屋で純粋なお前らがいたんだよ。それがこういうところに来たら、どうですか?みたいな。ここら辺で笑いとかここら辺で振ろうとか」とイジリつつ、「そうじゃなくて、純粋にカメラの前にいて、笑いとかじゃなくて、一生懸命に伝えようとするとか、芝居をやろうとするっていうのはあの時しかならないのよ」と続けた。

 さらに「俳優なんて“上手い”なんて形容詞で例えられる俳優はまだまだ」と持論も展開。「“いいね”っていう形容詞で例えられる人が芝居がいいのか、人がいいのか、存在がいいのか、大きい意味で例えられる俳優になるっていうのを目指しているかな」とした。

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2022年5月26日のニュース