井上公造氏 勝新太郎さんの銀座・六本木豪遊伝説を告白「朝方までに目の前で1000万円使ったんです」

[ 2022年5月26日 14:14 ]

井上公造氏
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 3月で芸能リポーターを引退した井上公造氏(65)が26日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。俳優の勝新太郎さん(1997年死去、享年65)との思い出を語った。

 司会の黒柳徹子から芸能レポーターは煙たがられることが多いのではと聞かれると、「そうですね。やはりこの仕事を始めた時代と言うのは、芸能レポーターと芸能人はVS(バーサス)でって言われたんですけど」と回顧した。

 だが、ある番組の生放送で芸能人のスキャンダラスな話をしていたところ、出演者の1人から「こういう取材は良くないと思うよな」と苦言を呈されたが、たまたま出演していた勝さんが「いやいやそんなもんじゃないですよ。芸能人って言うのはね、こうやってマスコミから追われているうちが華なんだ。そういう要素もあるって分かった方がいいですよ」と助け舟を出してくれたことがあったという。井上氏は「僕は救われたと思ったことがあって。恩人だなとその時は感じましたけどね」と感謝。勝さんについて、「いろんなことがあったけど、それを全部乗り越える人でしたよね」と続けた。

 勝さんとの忘れられない思い出も披露した。六本木のそば屋で1人でそばを食べていた勝さんに偶然遭遇。「井上、お前きょう空いてるか。飲みに行くぞ」と言われ、「それから銀座や六本木を、僕の記憶では7軒行ったんですけど、勝さん全部キャッシュで払って行かれるんですね」。途中で現金が足りなくなると、付き人が現金を持って来て再び払っていたとし、「朝方までに本当に目の前で1000万円使ったんですよ。チップも含めてです」との豪遊ぶりを明かした。

 勝さんは店で初対面の客にも気軽に声をかけていたとし、「で、知らないお客さんも一緒に飲みについて来て。みんなファンになっちゃって」と井上氏。解散時には勝さんから「井上すまん、お願いがある。きょうみんなに全部お金を渡しちゃったから、1円もないからタクシー代だけ貸してくれ」と言われたと苦笑、「貸すどころかどれだけごちそうになったか分かんないんですけど。それを普通にされるスターが勝新太郎さんでしたね」としみじみと語った。

 また、タクシー代は後できちんと返してくれたとし、「非常識の中に生きてらっしゃるような部分もあるんですけど、もの凄く常識的なところもおありになる方でした。いろんなことあったけど、周りの人はみんな勝さんのことが好きでしたからね」とも話した。

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2022年5月26日のニュース