神田沙也加が重体 札幌市内のホテル高層階から転落

[ 2021年12月19日 00:17 ]

神田沙也加
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 女優の神田沙也加(35)が札幌市内の宿泊先ホテルの高層階から転落したことが18日、分かった。入院治療を受けているが、重体とみられる。関係者は「予断を許さない状況」と話している。警察が詳しい経緯を調べている。1986年に俳優神田正輝(70)と歌手松田聖子(59)の長女として誕生し、近年はミュージカル女優として活躍を見せていた。札幌には主演ミュージカルのために滞在しており、上演日に衝撃の出来事となった。

 関係者によると、神田は午後1時すぎに宿泊先ホテルの14階にある屋外スペースで倒れた状態で発見された。道警には消防無線で「転落」と連絡が入っており、宿泊していた20階以上の高層階から転落した可能性がある。近隣の病院に緊急搬送されたが、別の関係者は「重体で予断を許さない状況」と話している。

 神田は18日正午から札幌文化芸術劇場hitaruで上演された主演ミュージカル「マイ・フェア・レディ」に出演を予定していたが、入り時間になっても会場に現れなかった。公演関係者が連絡を取ろうとしたものの、電話連絡もつかず、劇場スタッフが「行方が分からない。失踪した」と慌てた様子で話す姿も目撃されている。

 捜査関係者によると、事件性はないとみており、どのような状況で転落したのか、詳しい経緯を調べている。

 神田が来なかった昼の公演は、ダブルキャストで主演する朝夏まなと(37)が急きょ代役を務めた。共演者には「神田さんは体調不良のため休演。新型コロナウイルス感染ではない」との説明があったという。神田は18日と20日に同所の公演に出演予定だった。

 神田の身に何があったのか。関係者は「もともとメンタルは強いタイプではない」と明かす。私生活では2017年5月に俳優の村田充(44)と結婚。だが結婚生活は長続きせず、19年12月に離婚を発表。子供が欲しい村田と、前向きではなかった神田と折り合いがつかなかったことを理由としていた。

 昨年には、黒崎真音(33)と音楽ユニット「ALICes」を結成したが、黒崎が今年9月の配信ライブ中に倒れた。硬膜外血腫と診断され、ユニットの活動は休止となっていた。音楽関係者は「自分の目の前で倒れたことにショックを受けていたようです」と話している。

 神田は2001年に「SAYAKA」の芸名で芸能活動を開始。母親譲りの歌唱力を武器に、ミュージカルを中心に活躍していた。来年4月上演の「銀河鉄道999 THE MUSICAL」にもヒロインのメーテル役での出演も決まっており、仕事は順調そのもの。関係者は「何か悩みがあったのか。とにかく回復を祈るばかりです」と話している。

 ◇神田 沙也加(かんだ・さやか)1986年(昭61)10月1日生まれ、東京都出身の35歳。02年にシングル「ever since」で歌手デビュー。映画「アナと雪の女王」「アナと雪の女王2」の日本語版でヒロイン・アナの声を担当。私生活では17年に俳優村田充と結婚して19年に離婚した。1メートル57、血液型A。


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