中日・高橋宏 デビュー戦はほろ苦い5回4失点 4四死球などリズムに乗れず、初勝利は次回にお預け

[ 2022年3月30日 19:46 ]

セ・リーグ   中日―DeNA ( 2022年3月30日    バンテリンD )

<中・D(2)>汗を拭いベンチに戻る高橋宏(撮影・椎名 航)
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 高卒2年目で中日の高橋宏斗投手(19)が、30日のDeNA戦でプロ初登板で初先発。本拠地での“お披露目”登板で、竜党の声援を浴びながら奮闘したが、不本意な降板となった。

 「持ち味は攻めの投球なので、そこで守りに入らないように。攻める気持ちだけは負けないようにしたい」

 そう宣言して臨んだ初マウンドだったが、結果は少し厳しいものになった。初回こそ、楠本に対して153キロの直球を投げ込むなど、落ち着いた立ち上がりを見せたが、2回から暗転。宮崎、関根に連打を浴び、犠飛と投手・石田に適時打を浴びる悔しい2点を失った。さらに3回には、シュート回転した球が牧への死球となるなど徐々にリズムが崩れ始め、3連続四死球。直後に関根に2点適時打を浴びるリズムの悪い展開となった。

 結局、5回まで投げ切ったが、97球で5安打4失点。2三振に、4四死球と本調子とはいかず、6回からは橋本にマウンドを譲った。

 20年のドラフト会議では、中日から単独1位指名。相思相愛の中で入団し、1年目は体力強化に重きを置き、最速155キロまでマークできる体にまで成長した。高卒入団した中日選手がプロ初登板で初勝利すれば、ノーヒットノーランで沸いた、あの87年の近藤以来だったが、快挙達成とはいかなかった。

 ▼中日・高橋宏「何とか連敗を避けたいと思い、マウンドに上がりました。きょうの課題は先に点をやらない。その課題を持って投げていましたが、無駄な四球からの失点で、自分を苦しめてしまいました。反省して、次につなげます」

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