浦和学院・森士前監督「一歩も引かない闘志で戦ってくれた」 大監督へ「夏にまたここに」

[ 2022年3月30日 13:57 ]

第94回選抜高校野球大会第10日第1試合 準決勝   浦和学院2―5近江 ( 2022年3月30日    甲子園 )

<近江・浦和学院>4回無死二、三塁、浦和学院・鍋倉は一塁への先制適時内野安打を放つ(撮影・坂田 高浩)
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 第94回選抜高校野球大会第10日は30日、阪神甲子園球場で準決勝が行われた。第1試合では、浦和学院(埼玉)が延長戦の末、2―5で近江(滋賀)にサヨナラ負けし、9年ぶりの決勝進出はならなかった。ネット裏で観戦した森士(おさむ)前監督が激闘を振り返った。

 ――試合終わっての感想。
 「感動でしたね。今大会通じてバックネット裏で甲子園を満喫させていただきました」。

 ――試合終わって拍手していた。
 「素晴らしい、一歩も引かない闘志で戦ってくれた。それを上回る山田君の精神力に感動しましたね」。

 ――新監督
 「堂々と胸を張って戦えた。夏にまた、ここに戻ってこれるように、また精進して頑張ってもらいたいと思います」。

 ――大監督には何と声をかけたい。
 「怖さを知らないままここまで来たと思う。、これから彼の監督人生が長く続く中で歴史に残る、心に刻まれる試合だと思います。だからこそ、これを胸に次のステップに上がれるように頑張ってもらいたい。チームを後継してもらった中で、ここまでよくチームを仕上げてもらった。感謝しかないですね」。

 ――森先生と最初の甲子園と一緒のところで。
 「越えてもらいたかった。歴史は塗り替えられるものが伝統。あしたの決勝戦をみたかったですね。でも、本当によく選手たち、指導者はがんばってくれたと思います」。

 ――目がうるんでいる。
 「いやいや…笑 本当にうれしかったです。夏に戻ってこれるかが本番になると思う。一番のテーマは一人一人が相手投手の山田君のね。1回戦から見て彼のたくましい自立したプレーを目の当たりにした。そういうところ。自由の中にも楽しさの中にも負けない魂。ああいうものを我がチームも。相手をリスペクトして勉強してもらいたいです」。 

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