広島 劇勝呼んだ若手救援陣の零封リレー ドラ1・黒原からドラ5・松本、最後は矢崎

[ 2022年3月30日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-2阪神 ( 2022年3月29日    マツダ )

<広・神>7回2死二、三塁のピンチでプロ初登板した広島・黒原(撮影・奥 調)
Photo By スポニチ

 ルーキーらの零封リレーが広島の劇勝を呼んだ。プロ初登板のドラフト1位・黒原から、本拠地初登板の同5位・松本、さらには矢崎につないだバトン。9回に救援して2死二、三塁をしのぎ、実に1817日ぶりに美酒を味わった矢崎は「何とかいい流れのチームに乗っていけた。運が良かった」と喜んだ。

 黒原はしびれる場面でのデビューだった。1―2の7回2死二、三塁、打席に糸原を迎えた場面で、佐々岡監督は九里に代えて即戦力左腕を指名。いきなり3ボールとなったものの修正し、最後はフルカウントから低めのカットボールで空振り三振に斬った。

 「初登板で緊張しましたし、なかなか緊迫した場面だったので。結果的に三振取れたので良かったかな…と」

 22歳は破顔一笑だ。8回は松本が先頭・糸井に右前打を許しながら無失点。黒原投入について指揮官は「1点もやれない展開。厳しい場面だったけど、3ボールからよく2ストライクを取り、会沢もよくカットボールを要求した。思い切った配球だった」とバッテリーを称えていた。 

続きを表示

2022年3月30日のニュース