阪神・岩崎　圧巻の中軸トリオ斬りで復調アピール　矢野監督は8回の起用継続を明言

セ・リーグ   阪神2－3広島 （ 2022年3月29日    マツダ ）

＜広・神＞8回3番手で登板し1回を無失点に抑えた阪神・岩崎（左）（撮影・平嶋　理子）
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　阪神の岩崎は、圧巻の中軸トリオ斬りで復調ぶりを示した。1点リードの8回に3番手として登板。先頭の3番・小園を139キロ直球で空振り三振に仕留めると、続く4番・松山は1ボール2ストライクから124キロスライダーで見逃し三振に料理。最後は5番・坂倉を中飛に打ち取り、表情一つ変えずにマウンドを降りた。

　開幕戦では3点差の8回2死一塁で救援も、ヤクルト打線の勢いを止められずに3安打1失点。胸に抱いていた雪辱の思いを、3者凡退の結果で示した。

　守護神の経験も持つだけに9回起用も可能だが、矢野監督は「優はそのままの方がいいかなって。あそこ（9回）につなぐところは大事なんで」とセットアッパーでの起用継続を明言した。とはいえポジションがどこであろうと、“ブルペンリーダー”としての役割は変わらない。やることはただ一つ。リードを守り抜いて、新守護神・湯浅にバトンをつなぐだけだ。（阪井　日向）