甲子園全体で祝福！国学院久我山の代打・鈴木勇　誕生日出場に大阪桐蔭アルプスも拍手　父は元ヤクルト選手

第94回選抜高校野球大会第10日第2試合　準決勝   国学院久我山─大阪桐蔭 （ 2022年3月30日    甲子園 ）

＜国学院久我山・大阪桐蔭＞9回1死一、三塁、国学院久我山・鈴木勇は右犠飛を放つ（投手は大阪桐蔭・別所）（撮影・坂田　高浩）
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　聖地が一体となってお祝いした。7回裏1死、国学院久我山の鈴木勇が代打で打席に立つと、一塁側アルプスからはハッピーバースデーの曲がブラスバンドによって演奏された。

　鈴木勇はこの日が16歳の誕生日。この演奏に気づいた三塁側・大阪桐蔭のアルプスもすかさず打席の鈴木勇に拍手を送り、誕生日を祝福。すると、球場全体から拍手が沸き起こり、甲子園は敵味方関係なくお祝いムードに包まれた。

　見逃し三振に倒れたものの鈴木勇にとっては忘れられない誕生日となった。2打席目となった9回には右犠飛を放った。

　鈴木勇の父・浩文は元ヤクルト選手で、祖父・秀俊は山梨学院大付高の元監督という野球一家としても知られている。