北別府学さん 尿毒症発症を告白「一時はもう回復できないかという思いも」 腎機能悪化で入院中

[ 2022年3月30日 14:38 ]

北別府学氏
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 広島ひと筋にエースとして通算213勝を挙げた野球解説者の北別府学さん(64)が30日、自身のブログを更新。腎機能の悪化から尿毒症を発症していたことを告白した。

 「不思議なほど元気」のタイトルでブログを更新。「実はですね」と書き出すと「ここまで入院が長引いたのは腎機能の悪化から尿毒症まで出てしまったのです」と明かし「治療はまだ書く心の余裕がないのでまた追って書きたいと思います」と続けた。

 北別府さんは2020年1月に成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受けた。その後、できる範囲で仕事を再開していたが、21年9月にはしばらくブログを休止してリハビリに専念することを発表。同年11月8日のブログでは2週間ほど前に大腿骨骨折が判明し、人工大腿骨にする手術を受けたことを明かして入院生活に入った。11月27日には退院したが、今年1月8日のブログでは「少し腎臓の機能が弱っていたらしく」と入院を報告。当初は1週間程度の期間が想定されていたが、家族に新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者が出たため退院時期が遅れ、約1カ月ぶりに退院したことを2月11日に報告した。

 だが、その後、再入院。3月21日に行われた古巣・広島のレジェンドゲーム参加を目標にしていたが、3月18日のブログで「間に合いませんでした」「まだ入院中です」と報告した。

 この日のブログでは「一時はもう回復できないかという思いもあひましたが、ここにきて検査結果も良く食欲が出てきて先生方に驚かれるほどです」(原文ママ)と記し、レジェンドゲームで大野豊さん(66)が北別府さんの背番号「20」のユニホームを着用している写真などを掲載。「見えない力ってあるものだとしみじみ思います。先輩方の思い 皆さんの応援に感謝して止みません」と感謝した。

 レジェンドゲームでは、参加選手を紹介する際に黒田博樹さん(47)が北別府さんの背番号「20」のユニホームを手に持ち、スタンドのファンへ向けて示す場面も。「ご本人は来たかったと思う。レジェンドの皆さんで、メッセージを送れたらという気持ちでした」と話し、北別府さんの回復を願っていた。

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2022年3月30日のニュース