日本ハム・加藤 5回1死まで完全投球も6回に一変 2死から7連続単打浴びて5失点で降板

[ 2022年3月30日 20:02 ]

パ・リーグ   日本ハムー西武 ( 2022年3月30日    札幌D )

<日・西>力投する先発の加藤(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの加藤貴之投手(29)が30日に行われた西武戦(札幌ドーム)に先発し、5回1死まで完全投球を見せるなど5回を終えて1安打投球も、6回2死から7連打を浴びて降板した。

 開幕4連敗の嫌な流れの中、先発マウンドに上がった加藤。初回、先頭の鈴木には徹底した外角低め攻めで中飛。2番・オグレディには丁寧に低めを突き、5球目に真ん中高めのストレートを見せてから、最後はフォークで空振り三振。森には初球に101キロのスローカーブを見せた後に140キロのストレートと緩急差39キロで一ゴロに仕留めて完璧な立ち上がり。

 その裏に打線が先制点を奪うと、加藤の投球はさらに磨きがかかった。前日の試合で2本塁打を放っている山川をストレートで中飛に仕留め、中村は内角攻めで空振り三振、外崎には高低、内外と揺さぶり左飛で3者凡退。3回は栗山、愛斗と連続見逃し三振を奪い、源田にはシュートで左飛とつけ入る隙を与えず一回り目を抑えた。

 二回り目となった4回も鈴木を2球で二ゴロ、オグレディには7球粘られるも捕邪飛と簡単に2死を奪うと、森には外角低めギリギリのコースにストレートを投げ込み見逃し三振。5回は山川にスライダー、スローカーブ、チェンジアップと緩い球で追い込み、最後はストレートで詰まらせて遊飛。中村には第1打席同様に徹底した内角攻め1ボール2ストライクとしたが、最後は真ん中寄りのストレートをレフト線に打たれる二塁打となり、この試合初めての安打を許した。それでも後続を打ち取り無失点に切り抜けた。

 しかし6回に捕まった。簡単に2死を奪ったが、三回り目となった鈴木に中前打を浴び、オグレディにも右前打で2死一、三塁のピンチとすると、森に左前打を打たれて同点。さらに、2死一、二塁として山川にも初球を中前打に運ばれて勝ち越しを許した。さらに中村、外崎、栗山にも安打を浴びて5点目を失ったところで降板。加藤は5回2/3を102球を投げ、5失点だった。

 ▼加藤 6回に最少失点で乗り切れなかった悔しさしかないです。先制してもらっていながら、リードを保つことができず申し訳ない気持ちです。味方を信じて応援します。

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2022年3月30日のニュース