ソフトバンク栗原が飛球を追い上林と激しく交錯　立ち上がれず担架で運ばれ交代…左膝関節付近痛め病院直行

パ・リーグ   ソフトバンク4―3ロッテ （ 2022年3月30日    ZOZOマリン ）

＜ロ・ソ2＞9回、福田光の打球を追って上林（左）と栗原が交錯、足が絡み合って転倒　2（撮影・篠原岳夫）
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　ソフトバンクは30日、敵地でロッテと対戦。9回2死からロッテ福田がセンターに打ち上げた飛球を追って、中堅の上林と左翼の栗原が激しく交錯した。

　マリンの風に流された打球を追った上林がスライディング気味に食らいつく。飛球に追いついていた栗原の足と上林の足が絡み合った。捕球できず福田が二塁に到達する中、足を押さえながら栗原は苦悶の表情で倒れ込み起き上がれず。担架で運ばれ牧原と交代した。

　球場のざわめきが収まらない中、森は続く高部を遊飛に打ち取りゲームセット。7回2死無走者から連続押し出し四球で逆転してリードした1点を守り抜き、4─3で開幕5連勝を飾った。新人監督の開幕5連勝は1972年の中日・与那嶺要監督と1979年の阪急・梶本隆夫監督の6連勝に続き史上3人目となった。

　試合後、藤本監督は栗原の状態について「現状は分からん。ひねったというところやから。病院の結果次第やね」と心配そうに表情を硬くして語った。負傷した箇所に関しては「膝ですね。もう当然心配ですね。担架で運ばれるくらいやからね。まあこればっかりは仕方がないけどね」と話した。球団広報は、左膝関節付近を痛めて、これから都内の病院で検査。本日中に診断が出るかは不明とした。