42歳ヤクルト石川雅規 入団から21年連続勝利お預け 7回途中79球3失点で降板…打線の援護なし 

[ 2022年3月30日 19:50 ]

セ・リーグ   ヤクルト―巨人 ( 2022年3月30日    神宮 )

<ヤ・巨(2)>ヤクルト先発・石川(撮影・村上 大輔)
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 ヤクルトの石川雅規投手(42)が開幕5戦目となった巨人戦(神宮)で今季初登板初先発。6回2/3で79球3失点と粘りの投球を見せたが、打線の援護なく0―3で降板。入団から21年連続となる勝利は次回登板にお預けとなった。

 通算178勝目を目指す42歳の石川は2022年最初の登板もらしさ全開だった。130キロ台前半のストレートに120キロ台のカットボール、スライダー、そして110キロ台のチェンジアップを織り交ぜ3回に巨人先発メルセデスに中越え二塁打を許すまで四球1つのみと快投しゼロを並べた。

 しかし、0―0で迎えた4回に先頭の巨人新外国人ポランコに来日1号ソロを浴びる。その後2死としたが、丸にセンターを破られる強烈な二塁打を許し、ウィーラー申告敬遠後、8番・小林に左翼線を破られ2点を失った。

 5、6回は3者凡退に仕留め打線の反撃を待った石川だったが、7回に先頭のウィーラーに125キロのカットボールを完璧に捉えられ痛い3点目を献上。結局、7回2死を奪ったところで79球6安打3失点で今季初登板のマウンドを降りた。

 石川は昨年6月4日の交流戦(神宮)西武戦で大卒初の入団から20年連続勝利、球団記録更新となる41歳4カ月での白星を手にした。プロ20年目の快挙は5回途中降雨コールド勝利で5回3安打1失点の“完投”で飾っていた。また10月1日の広島戦(マツダ)では通算500試合登板を達成。41歳8カ月での達成は、98年佐藤(オリックス)の44歳0カ月、07年山本昌(中日)の41歳9カ月に次いで、49年若林(阪神)と並ぶ3位の年長記録となった。昨季は17試合に登板し4勝5敗、防御率3.07。

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