オリックス “本拠地開幕の呪縛”解けず8年連続黒星 新助っ人バレラの2安打デビューが光

[ 2022年3月30日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス1-2楽天 ( 2022年3月29日    京セラD )

<オ・楽>3回2死二塁、バレラは投手・田中将から先制の適時二塁打を放つ(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 オリックスはもう一つの“開幕の呪縛”は解けなかった。1―2の8回2死満塁、杉本が二ゴロに倒れ3連敗で本拠地開幕戦は15年から8年連続黒星。中嶋監督は「打てる球を打っていかないといけないし、狙い球を絞らないといけないし」と打線の奮起を求めた。

 光明は新助っ人のバレラだ。左足首痛で離脱した安達に代わって、この日初昇格し「2番・二塁」で先発出場。3回には田中将から来日初安打となる右翼線適時二塁打を放つなど2安打を記録。8回1死二、三塁の守備では山崎のゴロを処理し本塁封殺するなど軽快な動きも見せた。中嶋監督も「コンタクトがうまい打者なのでね」と新戦力を歓迎した。

 本拠地開幕戦黒星は過去に近鉄(56~64年)の9年連続があり、現パ・リーグ球団では最長を更新。25日の西武戦で12年ぶりの開幕戦白星を挙げたが、上昇曲線を描けない。指揮官は「全員で上げていかないといけないですし、全員で集中してやっていく」と前を向いた。(湯澤 涼)

続きを表示

2022年3月30日のニュース