巨人・小林誠司 開幕5打席目の今季初安打はタイムリー二塁打! 188日ぶり安打に坂本らベンチも大騒ぎ

[ 2022年3月30日 19:04 ]

セ・リーグ   巨人―ヤクルト ( 2022年3月30日    神宮 )

<ヤ・巨2>4回、適時二塁打を放つ小林(撮影・島崎忠彦)
Photo By スポニチ

 巨人の小林誠司捕手(32)が開幕5戦目となったヤクルト戦(神宮)で4試合ぶりに「8番・捕手」として先発出場。4回の第2打席で昨年9月23日の広島戦(マツダ)以来188日ぶりとなる安打を放った。

 ポランコの来日1号となるソロアーチで1点が入ったこの回、なおも2死一、二塁と続いたチャンスで打席に入った小林は相手先発左腕・石川が1ボールから投じた2球目、外角低めチェンジアップを弾き返し、鋭い打球は三塁線を抜く二塁打に。二走・丸を2点目のホームへと迎え入れた。目の前でウィーラーが申告敬遠され、意地の一打となった。

 昨年9月23日に行われた広島戦(マツダ)の第2打席で安打したのを最後に25打席連続ノーヒットのまま2021年シーズンを終了。20年の・056に続いて・093と2年連続でシーズン打率1割に到達しなかった。

 新型コロナウイルス感染で出遅れた今年は3月12日のオリックス戦(京セラD)で第1打席のオープン戦初安打から3打席連続安打となる1号ソロを放ち、3打数3安打1打点。守備でも4回1死三塁のピンチで三塁へコントロールのいいけん制球を送って三走を刺してピンチを脱しており、攻守で大活躍。オープン戦の打率は・444(9打数4安打)だった。

 中日と対戦した25日の開幕戦(東京D)では、2017年に最優秀バッテリー賞に輝いた盟友、菅野智之投手(32)とのバッテリーで「8番・捕手」に入り、2020年以来2年ぶりの開幕スタメンマスク。菅野はオープン戦3試合ですべて大城とバッテリーを組んでおり、昨年11月11日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ・ヤクルト戦(神宮)以来134日ぶりに組むバッテリーとなったが、菅野に「特別な話し合いはなくても大丈夫」と言わしめるあうんの呼吸で6回2失点好投に導いた。

 この日はその開幕戦以来4試合ぶりとなるスタメンマスク。開幕5打席目で小林に飛び出した初安打初打点に、ベンチでは主将の坂本らナインの笑顔がはじけてお祭り騒ぎだった。

 ▼小林 CC(メルセデス)が頑張っているし、2死からのチャンスだったので何とかものにしたいと思っていました。打てて良かったです。守備でも攻撃でも勝ちにつながるプレーをしたいです。
 

続きを表示

2022年3月30日のニュース