巨人・坂本 “川上&原超え”13年連続100安打、出場21試合ぶり一発は空砲も指揮官「見事です」

[ 2020年10月22日 05:30 ]

セ・リーグ   巨人1-2ヤクルト ( 2020年10月21日    神宮 )

<ヤ・巨18>4回2死、先制ソロ本塁打を放つ坂本(撮影・木村 揚輔)
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 巨人は坂本が出場21試合ぶりの17号ソロを放ったが、逆転負けを喫した。4回に石川の低めのシンカーに、膝を折り曲げ左翼席に運んで先制。「受け身にならないように積極的にスイングした」と話したが、引き分けを挟んで3連敗。優勝マジックは7のままで試合後は笑顔がなかった。

 約1カ月ぶりの一発で、2年目から13年連続100安打。12年連続で並んでいた原監督と川上哲治を抜き、球団では王貞治、長嶋茂雄に続く史上3人目となった。原監督には持論がある。活躍を続ける選手は「素直さ、朗らかさ、謙虚さ」を併せ持ち、その一人が坂本だというのだ。

 この日も試合前練習では、バットを最短距離で出すように、自身の胸の前で何度もグリップエンドの軌道だけを確かめた。若手の頃に原監督に教わり、今でも続ける確認作業だ。石川からは10本塁打目で、坂本にとっては初めて同じ投手からの2桁本塁打となった。

 指揮官は「見事です。積み重ねてできていること。コンディション、技術だけでなく心技体」。9回にも中前打し、通算2000安打へ残り17試合で15本とした。(神田 佑)

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