ヤクルト・村上、最年少3冠接近弾!2差に迫る24号逆転V2ラン、打点は1差

[ 2020年10月22日 05:30 ]

セ・リーグ   ヤクルト2-1巨人 ( 2020年10月21日    神宮 )

<ヤ・巨18>6回1死二塁、村上は左越え2ランを放ち雄叫びを上げる(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 得意の「型」を見せた。外角低め。打者から最も遠く、投手は長打を避けられる。しかし、ヤクルト・村上には通用しない。踏み込み、パワーで逆方向のスタンドまで運ぶ。

 「追い込まれていたので何とか粘り強く打とうと思いました」。0―1の6回1死二塁。フルカウントから左腕・高橋が外角低めのボールゾーンに投じたスライダーを捉え、左翼席に叩き込んだ。初回無死満塁で空振り三振。「初回の場面で打っとけば、もっと石川さんを楽に投げさせられた」。雪辱の思いもバットに込め、逆転の24号2ランを放った。

 24本のうち、左翼への本塁打は8本目。右翼は9本とわずか1本差しかない。試合前練習でも、力ずくで引っ張ることはしない。中堅方向に鋭い打球を意識する。広角に打て、リーグトップの71四球と選球眼も備わり、相手バッテリーは配球に苦しむ。高津監督も「レフトに大きいのを打てるのは、ムネ(村上)の特長」と評した。

 78打点は対戦相手でリーグトップだった巨人・岡本に並び、中日・ビシエドに1差。24本塁打もトップの阪神・大山に2本差に迫った。「期待に応えられるように。残り少ない試合ですけど、一生懸命頑張ります」。打率も・316で5位。04年の松中信彦(当時ダイエー)以来の3冠王を史上最年少の20歳でつかむ可能性がある。

 開幕から全試合4番でスタメン起用する高津監督は「たくましさはない。どちらかといえばやんちゃな感じ」と笑いつつ、「打線の中心に彼がいるのは理想で、我々が追い求めている姿」と頼もしさも感じている。24年ぶりの巨人戦10連敗を免れたが、チームは最下位。村上のタイトル奪取は希望の光である。(川手 達矢)

 ○…村上(ヤ)が24号逆転2ラン。21日現在、打率.316(リーグ5位)、24本塁打(同3位タイ)、78打点(同2位タイ)と3部門で5傑入り。今季20歳の村上が本塁打王を獲得すれば36年秋の藤村富(神)、40年川上(巨)、42年古川(名古屋)、53年中西(西鉄)と並ぶ最年少記録になる。また、打点王の最年少は39年川上(巨)、43年青田(巨)の19歳だが、セでは58年長嶋(巨)、62年王(巨)の22歳を抜く新記録。さらに最年少3冠王は38年秋の中島(巨)、82年落合(ロ)の29歳シーズン。村上が手にすれば、この記録を大幅に更新する。

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年10月22日のニュース