阪神・青柳 2カ月ぶり勝利の裏に秘策 福原コーチ提案でプレート位置変更

[ 2020年10月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神2-0広島 ( 2020年10月21日    甲子園 )

<神・広22>初回、先制2ランを放ったマルテ(31番)のパフォーマンスに爆笑する青柳(中央)(撮影・坂田 高浩)
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 ついにトンネルを抜けた。阪神・青柳は、5回2/3を1安打無失点。8月27日の中日戦以来、約2カ月ぶりの白星で復調をアピールした。

 「広島は左を並べてくると分かってた。どうやって抑えるかってことでカット、シンカーがキーになってくると思って練習できた」

 広島は、試合前の時点で被打率・296と自身の弱点をつくラインアップで対策してきた。ただ、右腕にもあった“秘策”。試合後、大きな効果を発揮したことを明かした。

 「角度が左バッターに対してついちゃうから、(ボールと打者との距離を)詰めれるところっていうので始めてみた」。これまで三塁側を踏んで腕を振っていたプレートの位置を福原投手コーチの提案で、9月23日のDeNA戦から一塁側に変更した。「三塁側で投げてたけど、左の内角に良いところに投げても(打者が)打つところは前になる。(一塁側なら)良いボールが角度のないボールになるんじゃないかと」

 打者にとっては内角のボールがより近く感じ見づらくなる。景色も変わり「難しかった」と導入当初は対応に苦慮しながらも諦めずに一塁側を踏み続けた。この日許した安打は初回先頭の田中広の左前打のみ。左打者を黙らせ「抑えられたのは大きい」とうなずいた。

 もがきながら連敗を脱した快投に矢野監督も「(左から)空振りが取れるところも多かったし、ゴロ打たせるというところもできていた。成長してくれている」と称えた。

 「変えていかないと勝てないし、左も抑えられない。良い方向に進んでる」。暗中模索の時間は、会心の1勝と確かな進化となって返ってきた。(遠藤 礼)

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