東尾修氏 最終盤迎え求められる神経質で柔軟なブルペン起用 逆転CS進出へは眠れる主砲の復活が不可欠

[ 2020年10月22日 22:27 ]

パ・リーグ   西武7―4ロッテ ( 2020年10月22日    メットライフD )

<西・ロ>8回から登板する森脇(撮影・尾崎 有希)
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 【東尾修氏 視点】西武にいい雰囲気が出てきた。2位ロッテの不調に助けられているところもあるが、最大9ゲーム差つけられたところから、これで3ゲーム差。ただ打線はまだ本調子ではないから、神経質な投手起用が求められるだろう。

 この日、気になったのは6回。5回裏に3点を加え6―1としたところで、2番手にギャレットを持ってきた。あそこはしっかりと0点に締めて、ロッテにダメージを与えておきたい場面。この日最も大事なイニングだった。結果的にギャレットは3失点し、付け入る余裕を与えてしまった。

 例えば、セットアッパー格の森脇や平良をあそこで投入しても良かった。この日は抑えの増田の3連投を避けるため、初めから平良は9回と決めていたと思う。ならば森脇で6回を締めて、主導権をよりがっちりつかむべきイニングだった。

 7回を抑えた宮川も含め、頼れる終盤の救援投手は幸い駒がそろってきている。もう残り試合も少ない。勝ちパターンは順番通り、という固定観念ではなく、試合展開に応じた柔軟な使い分けが求められてくる。

 逆転CS進出という奇跡を起こすには、やはり主砲の山川の復活が必要になる。この日は8回、犠飛が欲しい場面で山川を使って追加点を奪った。先のことを考えても、打線の中で“重し”が必要。それが山川で、いくら状態が悪いとはいえ相手バッテリーには怖い存在だ。

 残り16試合、山川を使って、それでやられてしまったらしようがない。それぐらいの開き直りが必要ではないか。その覚悟でいかないと、状況はまだまだ厳しい。脇役や、つぎはぎだらけのやりくりでは、上は追い続けられない。山川、森といった主役の復活。チームにはいい雰囲気が出てきた。敵地に乗り込んで迎える、11連勝中の首位ソフトバンク戦。タイミング的には“頃合い”ではないかと思う。(本紙評論家)

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