ソフトB 周東が10連勝けん引、5戦連続盗塁「めっちゃ走っています」

[ 2020年10月22日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9-1日本ハム ( 2020年10月21日    札幌D )

<日・ソ23>5回1死二塁、同点適時三塁打を放つ周東(撮影・高橋 茂夫)
Photo By スポニチ

 やらかしたら、打ち返す、走り還(かえ)す――。ソフトバンク・周東の“雪辱心”から逆転での10連勝は生まれた。

 「ミスしたあと、何とか取り返す。もう、気持ちでした」

 0―1の5回1死二塁。2打席凡退していたバーヘイゲンの154キロのツーシームを左中間へ同点適時三塁打。続く中村晃の浅めの右飛に迷わずタッチアップ。快足を飛ばして勝ち越しのホームを踏んだ。

 試合中のモヤモヤを自ら払しょくした。2回の二塁守備。先頭打者の中田の強いゴロを止めたが、送球時に球がグラブから落ちて記録は失策。その後、千賀が連打を浴びて先制点を献上していた。

 工藤監督は周東から始まった5回の逆転劇に「やっぱり、あの三塁打で同点に追い付いて、と。あの、三塁まで行ったことが中村くんの一打で逆転につながった。非常に大きいし、よく走った」と称えた。

 “周東発”の2点から打線が活発化すると、あとは足でひたすらアシスト。7回2死、四球で出塁後に今季41個目の盗塁を決めた。タイトルを争う日本ハム・西川に7差をつけると柳田の中前打で生還した。「9月以降、めっちゃ走っています。凄く疲れていますが、僕が出れば、より後ろの打者をアシストもきる」。これで、5試合連続盗塁成功に4試合連続安打。チームは3試合連続2桁安打で快勝。3年ぶりの優勝へ、ハイペースで飛ばすチームの先陣には、周東がいる。

 ▼ソフトバンク・柳田(7回に中前適時打)千賀が頑張って投げていたので、追加点を取れて良かった。

続きを表示

2020年10月22日のニュース