データで見るWシリーズ第2戦 ラウの「流し打ち2発」は史上初

[ 2020年10月22日 13:21 ]

ワールドシリーズ第2戦   レイズ6―4ドジャース ( 2020年10月22日    アーリントン )

初回に本塁打を放ったレイズのラウ(AP)
Photo By AP

 レイズはここまで不振だった2選手の活躍で、ワールドシリーズでは初出場だった2008年の第2戦(10月23日)以来となる通算2勝目を挙げた。

 左打者のレイズの2番、ブランドン・ラウ(26)が放った初回の先制ソロと5回の2ランはいずれも左方向への一打。1903年に始まったワールドシリーズで1試合に「流し打ち」で2本塁打を記録したのは史上初めての出来事となった。
 
 ラウは今季打率・269をマークしてチーム最多の14本塁打と37打点を記録していたが、今ポストシーズンでは大不振。ワイルドカード、ディビジョン、リーグ優勝の各3シリーズと前日のワールドシリーズ第1戦を含めて15試合に出場して打率は・107(56打数6安打=本塁打1、打点2)とバットは湿っていた。

 そのポストシーズンでの本塁打数と打点を第2戦の1試合だけで上回った形。この日は5打数2安打でマルチ安打も初めとなった。

 6番のジョーイ・ウェンドル(30)も適時二塁打と犠飛で3打点。ラウ同様、ウェンドル(今季の打率は・286)も今ポストシーズンでは打率・227、打点2と精彩を欠いていたが、第2戦ではバッティングでチームの勝利に貢献した。第2戦を迎えるまでのラウとウェンドルの2人併せた打率は・160(100打数16安打)。第2戦ではこの“スランプ・コンビ”が奮起して試合の流れを変えた。

 先発したレイズの左腕ブレイク・スネル(27)は5回2死まで無安打に抑えていたが、エンリケ・ヘルナンデス(29)を歩かせたあとに、クリス・テイラー(30)に2ランを浴びて降板。4回2/3で9三振を奪ったものの勝ち投手にはなれなかった。

 2018年に21勝5敗でサイ・ヤング賞に輝いたスネルだが、それ以外のメジャー4シーズンの勝利数は6(16年)→5(17年)→6(19年)→4(20年)。18年は好成績だったものの残りの4シーズンは21勝25敗と負け越しており、2019年7月21日のホワイトソックス戦以降、26試合連続で6イニング未満の降板が続いている。

 ドジャースの先発トニー・ゴンソリン(26)は1回1/3を1失点、4番手の新人ダスティン・メイ(23)は1回1/3を3失点。この2人はレギュラーシーズンでは先発でも使われ(計5勝3敗)、2人合計の防御率は2・46だったが、ポストシーズンでは7・02まで低下している。

 ドジャースは4回までに4人の投手がマウンドに立ったが、これはワールドシリーズでは30年ぶりの出来事。先発投手が1回1/3で降板したのは、2014年第6戦のジェイク・ピービー(ジャイアンツ=対ロイヤルズ)以来となった。

 なお20日の第1戦は東部時間の午後8時6分から11時41分までFOXが放送したが、平均の視聴者数は919万5000人。これは雨で1時間31分、開始時間が遅れて試合終了が午前1時47分(東部時間)にずれこんだ2008年の第3戦(フィリーズ対レイズ)の983万6000人をさらに下回る過去最少の視聴者数となった。

 新型コロナウイルス感染防止対策として両チームのホーム(カリフォルニア州ロサンゼルスとフロリダ州タンパ)ではないテキサス州アーリントンでの開催となっており、地元との時間差が影響しているもよう。同じく移動のない中立地での一括開催となったNBAファイナルやNHLのスタンレー杯決勝でも視聴者数は大幅に減少していた。 

続きを表示

この記事のフォト

「大谷翔平」特集記事

「始球式」特集記事

2020年10月22日のニュース