カブス・ダルビッシュ 今季ワースト被安打8もトップタイ4勝目

[ 2020年8月20日 02:30 ]

ナ・リーグ   カブス6―3カージナルス ( 2020年8月18日    シカゴ )

<カブス・カージナルス>6回1失点で4勝目を挙げたダルビッシュ(AP)
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 カブスのダルビッシュ有投手(34)が18日(日本時間19日)のカージナルス戦で6回を投げ、今季ワーストの8安打を浴びながら1失点でリーグトップタイの4勝目を挙げた。走者を出しながらも粘りの投球で防御率はリーグ5位の1・80、奪三振は同6位の34となった。

 苦しくてもチームを勝利に導く。ダルビッシュが、昨季とは違う進化した姿を見せた。1―0の4回無死二、三塁。フルカウントから5番のミラーにスライダーを投じた。「いつもならストライクゾーンに投げるんですけど、ミラーは調子がいい。ボールでいいやと」。見逃されて四球。無死満塁となったが、計算通りだった。

 直前4試合で9打数4安打2本塁打と好調の強打者と無理に勝負せず、続くカールソンを投ゴロ。さらにファウラーを空振り三振、ウィータースを右飛に仕留めた。「無死満塁でも、そこから併殺も取れる。無理して勝負にいって打たれるよりも、四球でも、と割り切れたのが良かった」。ピンチでも冷静さを失わず、無失点でしのいだ。

 走者を出しても本塁を踏ませない。試合前まででカージナルスには4試合で0勝2敗、防御率4・07。相性の悪い相手に5回まで毎回走者を出すも、終わってみれば6回1失点。デービッド・ロス監督は「満塁のピンチでも落ち着いて、球種のレパートリーを巧みに使っていた。球界でも最高のピッチャーの一人」と絶賛した。

 14年以来メジャー2度目の4試合連続白星だ。昨季は先発で10試合連続勝ち負けがつかないという、メジャー珍記録に並び「勝利だけじゃなくて負けもしない。何のためにいるのって感じじゃないですか」と自虐的に話したが、その経験は今に生きる。リーグトップタイの4勝に加え、防御率、奪三振でもリーグ上位につける。ア・リーグの前田に、ナ・リーグのダルビッシュ。ともに地区首位快走のチームでエース級の働きを見せている。(奥田 秀樹通信員)

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