サラリーマンを辞め、独立リーガーに BC・神奈川が27歳根本と選手契約

[ 2020年8月20日 22:57 ]

BC神奈川と選手契約した根本和也捕手
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 ルートインBCリーグの神奈川フューチャードリームスは20日、練習生の根本和也捕手(27)と選手契約したことを発表した。背番号は24に決定した。

 練習生として、ブルペンで投手の球を受け続ける日々。無給のためチーム活動がないときは、配達のアルバイトで汗を流し、必死に野球に食らいついた。8月も終わりに近づいた日、根本は球団事務所に呼ばれ、選手契約を結ぶことを伝えられた。

 「うれしい気持ちと、お金をもらってプレーする責任感があります。今の自分の能力は、すべてG(野球ゲーム内の最低評価)なので、まずはD、そしていつかAを目指したい」と根本は意気込んだ。

 同球団は高校時代、バドミントン部に所属した最速150キロ右腕・杉浦健二郎投手(22)が所属。根本も異色の経歴を持つ。

 小学2年で野球を始めるが、中学に野球部がなかったため、バレーボール部に入部。高校、大学時はソフトテニス部に所属した。

 17年に大学卒業後、大手自動車販売会社に就職。営業を担当するも、「人生の中で、今しかできないことってなんだろう」と考え、かつてプレーした野球の楽しい思い出がよみがえった。同年7月に退職の意思を伝えた。上司は決断に驚いたが、夢を追う若者を快く送り出した。

 17年、18年はクラブチームに所属。当初は外野手だったが、捕手に転向。「経験不足の自分にとって一番野球を知ることができるポジション。需要もある」と理由を語る。

 19年は関西独立リーグの堺シュライクスに所属し、20年3月に神奈川と練習生契約。キャッチングの上達など守備面が評価され、ついに選手契約を勝ち取った。

 昨年プレーした関西独立リーグでは、無安打。「まずは独立リーグ初ヒットを打つことが目標です」。自分の夢に真っすぐに行動する男が背番号のついたユニフォームに袖を通した。

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