巨人・戸郷 7回途中11K零封で菅野に次ぐ6勝目「きょうこそは!と思ったんですけど」初完投逃し反省も

[ 2020年8月20日 21:28 ]

セ・リーグ   巨人2―0阪神 ( 2020年8月20日    東京D )

<巨・神>指で「6勝」を作り、笑顔を見せる戸郷(撮影・森沢裕)
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 巨人の高卒2年目右腕・戸郷翔征投手(20)が7回途中まで毎回&自身プロ最多となる11三振を奪って3安打無失点と好投。自身3連勝でエース菅野の8勝に次ぐ今季6勝目(2敗)をマークし、チームに両リーグ通じて30勝一番乗りをもたらした。

 5回までお互いゼロ行進が続く阪神先発右腕・青柳との投手戦を制して6勝目を挙げた戸郷は「初回から粘って粘って何とか無失点に抑えようという気持ちでやってきたので、その成果が出て良かったです」と第一声。初戦でエース菅野が3安打完封勝利を飾り、前夜の2戦目は7投手で完封リレーを見せて迎えた3連戦最終戦での無失点好投に「自分もこの流れに乗っていくっていうのを意識しながらきょう球場入りしたので、それができて良かったかなと思います」と控えめに笑みを浮かべた。

 毎回の11奪三振は自身最多。「勝負どころでしっかりといいピッチングはできなかったんですけど、次に向けての課題っていうのが見つかった試合だったので、もっともっと…なんだろな。自分に、う~ん、なんだろな。もっともっとやっていけるように頑張りたいです」と一生懸命考えながら言葉を紡ぎ出した。

 1―0とわずか1点リードの7回に2死一、三塁で降板。このピンチでリリーフした高梨が見事に火消し役を務めると、中川、デラロサと完封リレーがつながった。「毎回、中継ぎの方々に負担をかけてばっかりなので、きょうこそは!と思ったんですけど、まっ、次に持ち越しなのかなと思います」とイニング途中での降板を悔やんだ戸郷。後を任せた高梨のマウンドはベンチから見守ったが「何とか抑えてくれっていう気持ちで祈りながら待ってて、三振で抑えてくれたので、ヨッシャ!っていう気持ちで…なんだろな。うれしかったです」とはにかんだ。

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