無観客でも球場盛り上げます! 6球場でさまざまな開幕演出

[ 2020年6月20日 05:30 ]

<巨・神>スタンドに作られたステージで踊るVENUS(撮影・森沢裕)
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 【東京ドーム】スタンドをオレンジ色に染め上げる「橙魂(とうこん)スタンドアート」を実施。橙魂ユニホームや黒色の応援ボードを使って「GIANTS PRIDE」「WITH FANS」などの文字を描き出した。エキサイトシートには応援メッセージ入りユニホームを設置。ファンが歌う球団歌「闘魂こめて」をオーロラビジョンで放映して収録された選手の応援歌も流し、スタンドでは公式マスコットガール「ヴィーナス」がダンスを披露した。

 【横浜スタジアム】特別チケット購入者の特典として応援パネルを内野席に約5000枚設置。また、ファンから寄せられた約1万1000枚の写真をモザイクアートにして制作した全長65メートル高さ10メートルの「I☆YOKOHAMAビッグフラッグ」を右翼席に掲出。試合中には約1000件のファンの特別声援動画をメインビジョンで放送した。試合後にはスタンド席約270度から、横浜の街を活気づけたいという思いを込めた540発の花火を打ち上げた。

 【神宮】一塁側スタンド上段の座席に白いシートを貼り「NEVER STOP」という今季のスローガンを描いた。下段には「哲人!決めて!」など、ファンから募集した応援メッセージ付きの人形のボードを配置した。右翼席には通常、応援団が振っている旗を掲出。イニング間には中堅の大型ビジョンにファンから募集した応援動画を流し、7回攻撃前には東京音頭に合わせて傘を持って応援するファンの姿の写真を映し出した。

 【ペイペイドーム】試合前には19年ラグビーW杯日本代表WTB福岡堅樹が「バーチャル始球式」を行った。ロッテ・福田秀が打席に入り、大型ビジョンで「エア投球」。福岡はソフトバンク球団を通じ「こういうときだからこそスポーツの力が必要です。スポーツ界全体で一つになって日本を盛り上げていきましょう」とコメントした。バックネット裏や右翼席にはソフトバンクファンが製作した応援ボードが並べられた。

 【京セラドーム】吉村洋文大阪府知事が開幕セレモニーのビデオメッセージで「御堂筋を(優勝)パレードのために押さえています」と激励した。始球式はマウンド付近にモニターを設置して松井一郎大阪市長がバーチャルで登場。一塁側内野席には、バファローズ☆ポンタ、バファローブル&ベルとオリごはんのぬいぐるみ合計100体以上が陣取り選手たちを後押し。さらに選手応援幕とともにファンから寄せられたメッセージペーパーが貼られ、球場に来られない人たちとの一体感が演出された。

 【メットライフドーム】左翼席にファン作製応援フラッグ151枚、三塁側席に同メッセージボード382枚が配置された。フラッグは“旗文字”の形で「V3」のデザインも。新宿、川越プリンスホテルなどで宿泊も兼ねたリモート試合観戦を実施。試合中に、参加者の声援が大型ビジョンで放映された。イニングの間には球団マスコットのレオ、ライナと同公式パフォーマーのチアガールチーム「ブルーレジェンド」が三塁側休憩スペースでダンスパフォーマンスも行った。

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