楽天・三木監督 初陣の白星発進に「いろんな思いがあった」 新加入の鈴木大が節目の決勝打

[ 2020年6月20日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天9-1オリックス ( 2020年6月19日    京セラD )

<オ・楽>初陣で初勝利を挙げ、ウイニングボールを受け取り笑顔の三木監督(中央)(撮影・北條 貴史)
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 初陣白星。楽天・三木新監督を中心に自然と輪ができる。選手が笑顔で拍手する中、開幕投手を託したエース則本昂からウイニングボールを手渡された。

 「則本が“おめでとうございます”と言ってくれた。僕にとって貴重なボール。こういう状況で開幕していろんな思いがあった」。マスクで顔が半分覆われていたが、目尻を下げて1勝目を喜んだ。

 新生・楽天の象徴的な新戦力が試合を決めた。1―1の8回。無死満塁で打席にはFA加入した鈴木大。それまでの3打席は無安打で「焦りはあったけど、最高の場面で回ってきた。ここしかないだろう、と思っていた」。初球のフォークを右前へと運び、2点を勝ち越した。塁上で「よっしゃー!」と雄叫びを上げ、右手で「バーン」のポーズをつくって喜びを表現した。

 移籍後初安打はメモリアルづくしの一打になった。新指揮官の初陣で決勝打を放ち、自身は通算1000安打を達成した。記念パネルを掲げたが、無観客試合のために観客からの祝福はなし。「本当は球場で家族やファンの皆さんに見てもらいたいけど、多くの人のおかげで開幕することができる。それだけでも幸せなこと」。感謝の気持ちを胸に、特別な試合に臨んだ。

 2回のチーム初得点は新加入のロメロの二塁打がきっかけで生まれ、8回以降を無失点に抑えた牧田とシャギワも新戦力だ。「何ごとも“初”は大事。監督に勝ちをつけられたことがうれしい」と鈴木大。既存の戦力に新たな力が融合した快勝で、最高の船出となった。それでも、三木監督は「明日からしっかり戦っていかなければ。喜んでいる場合じゃない」と表情を引き締めた。特別な1勝だが、頂点を目指す戦いは始まったばかり。感傷に浸ることなく、残り119試合を戦い抜く。
 (重光 晋太郎)

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