楽天・三木監督 選手からもアイデア募集 本音で向き合う「研究者」

[ 2020年6月20日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天9-1オリックス ( 2020年6月19日    京セラD )

<オ・楽>初陣で初勝利を挙げ、ウイニングボールを手に笑顔の三木監督(撮影・北條 貴史)
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 【Hero's File】三木監督は「研究者」という表現が似合う。「野球って本当に難しい。突き詰めるんだけど、ゴールはない。だから面白いんだよね」。いかにしてチームを勝利に導くか。「学問」として探求しているようにも感じる。

 ヤクルト時代にともにコーチを務め、今季から1軍作戦コーチとして参謀役を務める野村克則コーチは「飲むと長いですよ」と冗談めかしつつ「食事に行っても、ずっと野球の話をしていますね。常に新しいことをやってみようと考えている。緻密だけど、大胆さもある」と証言する。

 サインプレーの練習では細かな動きの根拠を示しながら、自ら実演することもある。選手にも「こうやった方がいいというものがあったら言ってほしい」とアイデアを募る。最初は遠慮していた選手たちからも、自然と意見が出るようになっていった。「俺は現役時代に結果を残せなかった。だからこそ、勝つためにこういうことをやりたい」。ストレートに本音をぶつけるのが「三木流」のコミュニケーションだ。

 「責任は自分が取るから」と繰り返してきた指揮官の飽くなき向上心は確実にチームに浸透している。それを証明する初勝利だった。 (重光 晋太郎)

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