メットライフD・場内アナウンス 鈴木あずささん 無観客でも変わらぬ愛の“杉谷イジリ”

[ 2020年6月20日 05:30 ]

開幕を待ちわびた人たち

<西武>新しい放送ブースで笑顔を見せるウグイス嬢の鈴木あずささん(撮影・尾崎 有希)
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 開幕を待ちわびていたのは選手やファンだけではない。裏方さんらプロ野球に携わる人たちにとっても、ようやく訪れた野球のある「日常」。西武の本拠・メットライフドームで、場内アナウンスを担当する鈴木あずささんが、開幕への思いを明かした。

 野球のない日々を振り返り、鈴木さんは「気持ちのどこかに穴が開いていた。野球そのものから離れている不安、恐怖感がありました」と偽らざる思いを吐露した。

 04年5月から1軍のアナウンスを担当。14年に日本ハム・杉谷から「フリー打撃終了です、の前に“杉谷選手”と入れてください」と頼まれ、「女性人気沸騰中」「空前絶後、超絶怒とうのムードメーカー」などのネタを盛り込む“杉谷イジリ”が誕生。周囲の爆笑をさらってきた。

 無観客の開幕戦でもそれは変わらず。「前向き、元気。変わらないって素晴らしい。杉谷選手、今シーズンもよろしくお願いします」。杉谷もヘルメットを取り、頭を下げた。

 球場の改修工事でグラウンドレベルにあった放送室は今季からバックネット裏の最上段に移動。機材も一新され「審判の方も遠いし、早く慣れないと。今季の課題です」と苦笑いするが、ファンへの思いが魂を揺さぶる。「今まで“お客さまも含めてプロ野球”だと思ってやってきました。今はピースが足りない」。ファンの笑顔を待ちわびながら、気持ちを込めたアナウンスでプロ野球を彩っていく。 (花里 雄太)

 ◆鈴木 あずさ(すずき・あずさ)8月19日生まれ、北海道出身。札幌第一 ―日大卒。札幌ドーム勤務を経て03年12月に西武球団に入社。04年5月から1軍のアナウンスを任され、現在はビジター球団のスタメン発表などを担当。趣味は一人旅と読書。好きな食べ物は辛いもの全般。

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