広島 1点リード守れず奪首失敗 小園悪送球から逆転2ラン被弾

[ 2019年6月22日 05:30 ]

交流戦   広島4―5オリックス ( 2019年6月21日    マツダ )

<広・オ>9回表、大城の遊ゴロを一塁に悪送球し顔をしかめる小園(右は菊池涼)(撮影・奥 調)
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 広島は21日のオリックス戦に逆転で敗れ、4日ぶりの首位浮上を逃した。1点優勢の9回1死から小園海斗内野手(19)が遊ゴロを一塁へ悪送球。直後にヘロニモ・フランスア投手(25)が吉田正に逆転弾を浴びた。今季の交流戦は全6カードで初戦黒星。交流戦単独最下位へ逆戻りした。

 いつかは貴重な財産に変わる経験も、今は目を赤くするほどにつらい現実だった。9回1死無走者で大城の遊ゴロが小園のもとへ転がる。大事に捕球した後、さらに大事に投げたはずの一塁送球がワンバウンドしてバティスタのグラブをすり抜けた。直後、フランスアが吉田正に許した逆転2ランに心の傷口は広がった。

 「(打撃で)消極的になってしまって、守備でもそれを続けてしまった。しっかり捕ってから送球しようと思ったけど…。自分の気持ちの甘さが出てしまいました」

 プロ初出場で初打席初安打を放った20日のロッテ戦に続いて「1番・遊撃」を任された。7回には送りバントを失敗し(記録は捕飛)、9回は空振り三振で最後の打者になるなど5打数無安打。初のフル出場はつらく苦かった。

 「打つにしても、バント一つにしても、守備も一つ一つのプレーを1軍でしっかりこなすことの難しさを感じました。練習から試合を意識しないといけないです」

 守備固めを送らず、1点差で迎えた9回もグラウンドへ送り出した緒方監督は「いろんな経験を積んでほしい。今日の負けはいい采配をできなかった自分の責任」と一切責めなかった。

 新人の失策を救いたかったのはフランスアも同じだ。「エラーは全然関係ない。次抑えようと思ったけど…。抑えの難しさというよりも、いい結果がついてこなかっただけ」と守護神としての初黒星に肩を落とした。

 4日ぶりの首位再浮上は目前で消えて、交流戦は全6カードで初戦を落とした。指揮官は「チームとして痛い負けになったけど、交流戦はあと3つある。切り替えてやっていく」と前を向いた。リーグ王者の意地を最後に見せられれば、小園も少しは救われる。(河合 洋介)

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