中日・吉見 2カ月ぶりの登板で今季初勝利「人生をかけてマウンドに上がった」

[ 2019年6月22日 18:58 ]

交流戦   中日6-1日本ハム ( 2019年6月22日    ナゴヤD )

今季初勝利を挙げた吉見は笑顔でR・マルティネスとハイタッチ(撮影・椎名 航)
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 中日・吉見は2カ月ぶりの登板で5回2/3を投げ、3安打、四死球2、1失点と上々の投球を見せ、今季初勝利を挙げ「人生をかけてマウンドに上がった。駄目だったらという思いもあった」と語った。

 4月21日のヤクルト戦で3回4失点でKOされると、翌日に登録を抹消され2軍で調整を続けていた。ようやく今季初勝利を挙げ「勝つのって難しいって思ってたんですけど…やっぱり(改めて)難しいって思いました」と苦笑い。2カ月ぶりの登板については「気持ちだけは切らずに、いつ呼ばれてもいいように、コンディショニングだけを整えていました」と語った。

 吉見にとって、トヨタ自動車の先輩でもあり、尊敬する日本ハム・金子との投げ合い。「これは運命としか思えなかったので…楽しみながら投げたいなと思ってましたけど、緊張の方が強くて、(思うように勝負を)楽しめなかったです」と正直な胸の内を語った。

 3回まではパーフェクト投球も「ずっとフワフワしてましたよ、今日は」と思わぬ回答。「久しぶりに緊張して、気を張って、いまもスゴく疲れてます」と明かした。

 インタビュアーからの“皆、吉見の復活を待っていた”との声に「反省するところはあるんですけど、今日は素直に喜びたい」と、ホッと胸をなでおろす吉見。攻撃陣や女房役・松井雅への感謝の言葉も忘れなかった。

 ▼中日・大島 吉見先輩にはいつもご飯おごってもらっているので必死に打ちました。いつものご飯代がここ(4安打)に生きたと思います。ここ何試合かいい場面でなかなか打てなくてチームも乗り切れなかった部分もありますけど、昨日、今日といい形でつながってきたので、この勢いを明日からも続けていければいいな、と思います。

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