阪神・矢野監督と一問一答―「口火は近本。素晴らしかった」

[ 2019年6月22日 18:27 ]

交流戦   阪神6―2西武 ( 2019年6月22日    甲子園 )

<神・西>4回無死、近本は右前打を放つ。投手本田(撮影・北條 貴史)
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 阪神が西武相手に連勝を飾った。打線が2点を追う4回に糸井、マルテの適時打で逆転に成功すると、5回には木浪、6回には大山、7回には糸原に適時打が飛び出すなど打線がつながり先発野手全員安打を記録した。投げては35歳のベテラン岩田が6回2失点で今季2勝目をマークした。

【矢野監督と一問一答】

 ▼逆転勝利 タイガースらしい野球ができて、いい勝ち方ができました。

 ▼口火は近本 口火はもちろんそうですし、大きく流れを変えてくれたのは近本。負けている場面でも、ああやってチャレンジしていく、挑戦していく気持ちでやってくれたプレーが一気に流れを呼び込む点になった。素晴らしかったと思います。

 ▼三盗が効果的 そうですね。健斗(糸原)も何とかつなぎたかったと思うんですけど、そういうことも含めてカバーしてくれました。勢い的にも大きかったですし、近本らしさを存分に出してくれました。

 ▼糸井も好調 ここにきて状態も嘉男自身、良くなっています。いいところで打ってくれるのは嘉男の本来の打撃だと思う。そういうものにどんどん近づいてくれている。頼もしく思っています。嘉男はもちろんパワーもあります。これからはどんどん長打も打ってくれると思います。

 ▼マルテが逆転打 本当に効果的な得点になりました。なかなか向こう(西武)の野球とは違う。向こうは一発で点を取りますけど、こっちは何とかつないで走ってという野球がある中で、マルテのタイムリーも本当に効果的なヒットでした。(家族が)ベンチの上で手を振っているのでね。家族が来てるんだなと。ハッスルしてくれたのだと思います。

 ▼タイガースらしい野球 欲を言えばいろいろありますけど、全体的にはタイガースらしい野球をできました。後ろの投手も多少の余裕を持ちながら投げられたのは大きいと思います。

 ▼岩田が2カ月ぶりの勝利 (中村と)同級生になるんですかね? 2本ね、見事なホームランを打たれましたけど、それ以外は岩田らしく、なかなかいいピッチングしても勝ちがつかないことがありましたけど、勝ちもつきましたし、また後半につながるような今日の登板になったと思う。岩田がそういうリズムを作ってくれたと思います。

 ▼6回でゴロが14個 それが持ち味ですし、岩田らしさが出てるところだと思います。

 ▼交流戦もあすがラスト 苦しいところももちろんありましたけど、やっぱりきょうみたいなうちの野球っていうのを挑戦していってチャレンジしていって、前にどんどん積極的にいって、その中でみんなでつないで走ってという野球なので。こういう野球を明日もがんばっていきます。

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