オリ26歳新人・荒西が待望1勝 社会人8年「キツいこともうれしいことも多々あった…本当にうれしい」

[ 2019年6月22日 17:39 ]

交流戦   オリックス3―2広島 ( 2019年6月22日    マツダ )

<広・オ>プロ初勝利を挙げ西村監督(左)から祝福され笑顔の荒西 (撮影・奥 調)
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 オリックスのドラフト3位ルーキー、荒西祐大投手(26)が広島戦(マツダ)でプロ2度目の先発。6回途中5安打1失点と好投し、登板5試合目にして待望のプロ初勝利を挙げた。

 広島先発・アドゥワとの投げ合いで5回まで0―0と投手戦が続いたが、味方打線が6回に相手のミスにもつけこんで3点を先取。その裏、1死から広島のドラフト1位ルーキー、小園に右翼線二塁打され、続く菊池涼の左越え二塁打で1点を返され降板となったが、5回まで二塁を踏ませない5安打無四球1失点の好投だった。

 敵地でのヒーローインタビューに「率直にうれしいです、はい」と第一声を発した荒西は「野手の方が点を取ってくれるまで絶対に(点を)やらないという気持ちで投げました」と笑顔。

 それでも「(5回まで)ゼロで抑えられたのは良かったんですけど、野手が点を取った後に点取られたんで。あそこが反省点ですね」と連続二塁打され1点を失ったシーンを振り返った。

 社会人野球のHonda熊本時代には7度都市対抗に出場し、社会人8年目でドラフト指名を勝ち取った。「キツいこともうれしいことも多々あったんですけど、プロに入って勝利できて本当にうれしいですね」と自らの野球人生を振り返った苦労人。

 待望のウイニングボールについては「まだなんも考えていないです」と行き先は決めていないとしたが、「次も粘りのピッチングでオリックス・バファローズの勝利に貢献できるように頑張っていきたいと思います。また応援よろしくお願いします」と26歳のルーキーらしく落ち着いた声で全国のオリックスファンにメッセージを送っていた。

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