阪神 ゴメス 2点打!マルチだ!敗戦も4番がいきなり覚醒

[ 2014年3月29日 07:17 ]

<巨・神>3回2死一、二塁、ゴメスは左翼線に2点適時二塁打を放つ

セ・リーグ 阪神4-12巨人

(3月28日 東京D)
 阪神のゴメスが鮮烈なデビューを飾った。1点リードで迎えた3回2死一、二塁からの第2打席。カウント1ストライクからの2球目だった。真ん中に甘く入ってきたスライダーをフルスイング。菅野が投じた失投をとらえた痛烈な打球は三塁線を破る2点適時二塁打となった。

 来日初安打が初長打となって初打点も記録。和田阪神の4番を託された新助っ人が王者相手にあいさつ代わりの一撃をお見舞いした。

 初回2死一塁からの第1打席。止めたバットに当たった中途半端な打撃で二ゴロに倒れた。だからこそ、余計に積極的な打撃を心がけた。

 「個人的には良かった。良いスタートが切れた。長打が出たことは良かった。変化球を投げてくる配球も多くなる。とにかくストライクゾーンで打つ意識を持ってやる」

 新天地での好発進に手応えを感じ取った。

 「(菅野は)右(投手)なのか、左なのか?」

 2日前の練習では、先発した菅野の認識不足を露呈していた。しかし真剣勝負の舞台では快音を連発。8回無死からの第4打席では、笠原からも長打を放った。カウント2―2から速球を再び左翼線に運ぶ二塁打。初のマルチ安打に加えて2本の長打はチーム唯一だった。迷わず主軸に抜てきした和田監督も打撃内容に高評価を下した。

 「これ(打線)なら点を取れるという手応えはある。(ゴメスは)良いスタートを切れたんじゃないか」

 夫人の出産に立ち会うために来日も遅れた。今春キャンプも途中参加。その後も体調不良や右膝裏の張りを訴えるなど不安材料は重なった。しかし結果がすべてとなるシーズンで初戦から結果を残して周囲の不安を一掃した。

 チームが屈辱の大敗を喫した中、今春一番の不安材料が光明となった。新助っ人にかかる期待が膨らんだことは確かだ。

 「全員、あきらめなかった。また、あしたやる」。打撃と同様に発言も力強かった。

 虎打線のキーマンとなる阪神の第92代4番は最後までファイティングポーズを崩さなかった。

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