大谷 開幕戦連続マルチ 2年目の変化は肉体 筋トレ効果でプロの体つきに

[ 2014年3月29日 06:13 ]

<日・オ>5回2死二塁、中田の右前適時打で生還する二走・大谷

パ・リーグ 日本ハム6-5オリックス

(3月28日 札幌D)
 延長12回1死満塁。ベンチで両手を合わせて祈っていた日本ハム・大谷は、小谷野のサヨナラ打が飛び出すと会心の笑みを浮かべた。「僕はいつも神頼みなので」。開幕戦独特の緊張感から解放された19歳はそう言っておどけた。

 「早いカウントで勝負しようと思っていた。しっかり打てて良かった」

 二刀流2年目。大谷は「3番・右翼」で昨季に続き、打者としてスタートした。最初の2打席は凡退したが、2点を追う5回2死、オリックスのエース金子の134キロのスライダーを右越え二塁打。7回にも2死三塁から左中間フェンス直撃の同点適時二塁打を放った。金子には昨季も5打数3安打で1本塁打。そのイメージを描き、いずれも初球を仕留めた。2安打1打点。史上初となる高卒新人から2年連続開幕戦マルチ安打の偉業を達成した。

 昨季と比較して目を引くのは肉体の変化だ。特に腕回り。キャンプ中に行われた計測では昨季より3センチ太くなった。中垣トレーニングコーチは「まだまだだけど、かなり体つきはしっかりしてきた」と証言する。しなやかな腕の振りが必要な投手と力強いスイングが求められる打者。相反する2つを追求するために、自己管理を徹底し、筋力トレーニングも工夫している。年末年始に母校・花巻東で一緒に自主トレを行った元チームメートの小原大樹さん(現慶大野球部)は「お尻(大腿筋)の日、腕の日、ハムストリングの日と細かく分けてやっていたのに驚いた」と証言する。

 今季は投手として軸を置くが、チームには大谷の打撃も必要。19歳のバットがチームを勢い付け、5時間2分の死闘を制した。

 ▼日本ハム・栗山監督(大谷について)打つ方で成長しているところを見せてくれた。あの場面でよく打ってくれた。

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