谷繁兼任監督「これがシーズン」…延長10回最後の打者に

[ 2014年3月29日 05:30 ]

<中・広>10回、ガックリとベンチに引き揚げる谷繁兼任監督

セ・リーグ 中日2-3広島

(3月28日 ナゴヤD)
 最後はミコライオのスライダーにバットが止まらなかった。2―3の延長10回裏2死二塁、一打同点、一発が出れば逆転サヨナラという場面で回ってきた第5打席。ベンチには代打の切り札・小笠原も残っていたが、中日・谷繁兼任監督は自ら打席に入った。

 フルカウントからの7球目。ワンバウンドするボールにハーフスイングを取られ、自ら黒星発進を確定させた。

 「3時間40分ぐらいですか。ものすごく早かった。あっという間。負けはしたけど、中日らしい展開には持って行けたし、こういうゲームが続けられるようにしていきたい」

 ラストバッターになった選手としての悔しさを押し隠し、指揮官として前向きに振り返った。26年連続で開幕戦に先発し、5投手をリードしながら采配を振るってフル出場。2―2の6回2死一、二塁では初安打となる中前打も放った。二塁走者・平田が相手の好守備にはばまれて本塁憤死すると、一塁ベース上で、飛び跳ねて悔しがるなど、気持ちを前面に押し出した。

 「そりゃあ、オープン戦じゃないからね。これがシーズンだし、テンションも上がるよ」

 延長10回にはインフルエンザ明けで順調さを欠いたが、絶大な信頼を置く守護神・岩瀬を投入。その左腕が1死一、三塁から菊池に決勝二塁打を浴びたものの、打てる手は打っての敗戦だった。

 初回無死一塁、5回1死一塁ではいずれも2番の荒木に送りバントを指示。自ら「中日らしい」と振り返った堅実な野球で前田健を攻略し、長年チームのお家芸だった接戦に持ち込んだ。初白星こそお預けとなったが、兼任監督・谷繁の戦いは始まったばかりだ。

 ▼中日・川上(6年ぶりの開幕マウンドで6回4安打2失点) 接戦に持ち込めたので自分としては満足している。

 ▼中日・和田(2回に左越えソロ。開幕では通算7本目。41歳9カ月は、72年スペンサーの42歳8カ月に次ぐ歴代2位の年長記録)いかに甘い球を逃さず打つかということを考えていたので、初球からミスショットしないでとらえられて良かった。

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