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【だから元気】郷ひろみ こだわりの歯磨きは“左手”で!

[ 2016年7月29日 05:30 ]

1日4回の歯磨きを欠かさない郷ひろみは体のバランスを取るため左手で磨く
Photo By スポニチ

 昨年10月に還暦を迎えても、若々しい印象しか感じない歌手の郷ひろみ(60)。赤いちゃんちゃんこではなく、今も真っ赤なジャケットを着てエネルギッシュにステージを走り回っている。その若さを表している一つが、ニコっと笑った時にキラリと光る白い歯。こだわりの歯磨きは最低でも1日に4回。60歳でいまだに歯周病ゼロという健康な口元が、元気の源だ。

 歯磨きは20代の頃からのこだわり。幼少時に虫歯になって痛い思いをしたから、ずっと気を付けてきたんですけどね。意識が芽生えたのはデビューしてから。最低でも朝、昼、ディナー前、夜寝る前の4回。イベントやコンサートとなれば、必然的に磨く回数は増えます。習慣ですから、歯を磨くことで気持ちが落ち着くんですよ。

 ブラッシングのポイントは、圧力をかけないこと。歯ブラシは人さし指と親指だけで持つか、それか鉛筆の持ち方。力を入れないで軽く持って、ゆっくりと時間をかけて歯茎を痛めないように磨いてあげる。それが終わると、デンタルフロス(糸)で歯と歯の間をキレイに。あと、奥歯の4カ所は別の歯ブラシを使います。ブラシの部分が小さいもので、普通の歯ブラシでは届かないところも磨けるんですよ。

 舌を磨くのも大事。なぜかというと、舌の上には虫歯菌があるんです。舌苔(ぜったい)という舌の表面にある付着物は、タングスクレーバーという舌磨きを使ってしっかり落とす。歯周病の予防になるし、口臭も80~90%は除去できるので。

 最後はデンタルリンスで口の中を掃除して終わりです。10分ぐらい?人より長いことは間違いないです。限りなく虫歯の可能性をゼロにしたい。磨いた後はジュースもお茶も飲みませんから。

 これ以外に、歯医者さんに月1回行ってキレイにしてもらいます。僕の歯は歯垢(しこう)や歯石がたまったことがないんですね。当然、虫歯にはなりにくくなる。歯周病チェックをしてもらうと1本もない。20代から歯周病になる人もいますから、先生からは「歯磨きのたまものですね」と言われます。

 実は、元々の利き手ではない左手で磨くんですよ。55歳になる前頃に、体のバランスを取りたいと思って左手に変えました。最初は力もバランス感覚もないので、歯ブラシを落としましたよ。お箸も豆をつまんで練習しました。今は日常生活では自然に左手が出ます。ゴルフのティーマークの高さも左手じゃないと分からない。

 利き手を変えた効果?分からないですよ(笑い)。でも、もし変えていなかったら左右のバランスがズレていたかもしれないし、変えたことでズレていたものが元に戻ったかもしれない。

 年齢的には体がダウンしていくころ。放っておくと悪い方向に行ってしまう。維持するといっても、実際には上げているんですよね。下がるものは上げないと維持できないですから。だから、人間は年を取るほど頑張らなきゃいけない。僕は週3回トレーニングをして、食べる時もよくかんで胃に負担をかけない。そうしたことをしているからか、まだ衰えを感じたことがないですね。

 「若さ」は気持ち。「若作り」は外見。僕は若作りをしようとは思わないし、外見的なことは何も考えていない。内面を充実させたら、外にも出てくるものです。付け焼き刃やにわか仕込みじゃダメなんです。高いモチベーションで努力を続けなければいけない。郷ひろみである以上は、それが必要だと思います。 

 現在は全国ツアーの真っ最中。60代に入って初めてのツアー。常日頃から「60代からが僕が一番輝く時だと思う。50代はそのための準備期間」と言ってきた。実際にツアーが始まって1カ月ほどだか、今までと大きな変化はない。「この仕事は何をもって成功と言うのか定義が分からない。だけど、永遠に郷ひろみとして求め続けることでしかないと思うんですよね。いずれ引き際だけは自分で決めたいと思ってます。今は全くいつになるか分からない」と、走り続ける気持ちしかない。

 公演では「言えないよ」などのヒット曲から、101枚目の新曲「IRREGULAR」などを披露している。10月10日の福岡公演まで全50公演。

 ◆郷 ひろみ(ごう・ひろみ) 1955年(昭30)10月18日、福岡県生まれ。72年に「男の子女の子」でデビュー。野口五郎、西城秀樹とともに「新御三家」と呼ばれ絶大な人気を得る。ヒット曲に74年「よろしく哀愁」、84年「2億4千万の瞳」、99年「GOLDFINGER’99」など。NHK紅白歌合戦出場28回。2012年に利奈夫人と再々婚。14年に双子の男児が誕生。血液型A。

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