オリックス戦実況でおなじみの大前一樹フリーアナ リーグ連覇に満面の笑み「今年こそ日本一に!」

[ 2022年10月2日 21:45 ]

オリックス優勝を喜ぶ大前一樹氏
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 2日のシーズン最終戦でオリックスが劇的なパ・リーグ連覇を果たした瞬間、思わず万歳。「2連覇できると思ってなかったんでホントにうれしい」と球団の試合で実況を務めるフリーアナウンサーの大前一樹氏(61)は満面に笑みを浮かべた。優勝の可能性が出たためこの日急きょ、仙台入り。「優勝特番です」と目を細めた。

 オリックス球団で仕事を始めて33年目。阪急から球団譲渡されたオリックスに90年、“球団職員公募”2期生として入社した。当初は営業企画部員として映像プロデューサーに。イベントなどを任された。

 ちょうど球団が西宮から神戸に本拠地を移転。移転プロジェクトを担当した。球場アナウンスで「イチロー、スズキ」などと人気者となったDJ・KIMURAの採用に携わった。自身も試合中の場内アナウンスで球場のマイクを握った。93年、オリックスが専門チャンネル「スポーツ・アイ」(現J―SPORTS)に出資。アナウンサーへ復帰した。

 その後はオリックス戦実況を担当し、05年の球団合併1年目オフに退社。自ら「オールコレクト」という会社を立ち上げ、業務委託でフリーアナとしてオリックス、ソフトバンク、ヤクルトなどの試合実況に務めてきた。

 阪急沿線で生まれ、育ち、幼少期から阪急ファン。今も「オリックスへの思い入れは強い」という。21年2月にオリックス春季キャンプの情報発信のため本格的に始めたYouTubeチャンネル「Kazu Tube」。1日3~10分の時間でオリックス情報を毎日伝えている。7000人以上が連日視聴。「編集もしません。ただ、喋っているだけ。1人で撮って、そのまま流しています」と大前氏は語った。

 昨年も優勝特番でオリックスOBの星野伸之氏と喜びを同局で伝えた。今回はOBの野田浩司氏(54)と仙台で2年連続のV特番。連覇の喜び、ファンへの感謝をまた、YouTubeチャンネルで伝え「昨年負けたヤクルト相手に日本シリーズを。今年こそ日本一に」と怪気炎を上げた。

 ◇大前 一樹(おおまえ・かずき)1961年(昭36)6月13日生まれ、兵庫県伊丹市出身の61歳。大阪府立豊中高から関学大を経て、84年に和歌山放送へ入社しスポーツアナに。90年にオリックス球団へ転職。2005年10月に退社。

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