「笑点」で三遊亭円楽さんを追悼「45年ありがとうございました」春風亭昇太も沈痛「まだ整理ついてない」

[ 2022年10月2日 17:30 ]

落語家の三遊亭円楽さん
Photo By スポニチ

 日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)が2日に放送され、9月30日に肺がんのため72歳で死去した落語家の六代目三遊亭円楽(さんゆうてい・えんらく、本名・會泰通=あい・やすみち)さんを追悼した。

 冒頭、司会の春風亭昇太が登場し「私も2日前に連絡をもらいまして、まだ整理がついていないんですが、9月30日に円楽さんが亡くなられました。円楽さんは世間を厳しく風刺したり、ときには恥ずかしそうにダジャレを言ったり。また、歌丸師匠や私といった司会者とのやり取りで、番組を大いに盛り上げてくださいました。今回は、円楽さんが駆け抜けた45年を少しだけ振り返りたいと思います」と語った。

 テロップでも「笑点45年 支えてくれて 円楽さん ありがとうございました」と表示され、円楽さんの名場面が放送された。なかでも、番組名物となった桂歌丸さんとの“バトル”に多くの時間が当てられた。またリハビリに励む5月に、収録先の楽屋に訪れた映像も公開。一人一人にお土産を渡し、笑顔をみせていた。

 約10分間のVTRの最後にナレーションでは「笑点を走り続けてきた姿を、私たちは忘れません。円楽さん、本当にありがとうございました」と追悼。来週の笑点の内容は「ありがとう円楽さん大喜利」とした。

 円楽さんは22年1月に脳梗塞を発症し、リハビリを重ねて8月に高座復帰を果たしたが、軽度の肺炎でダウン。そのまま容体が悪化し、帰らぬ人となった。

 所属事務所は「8月下旬の入院以降、肺炎は軽快し、肺がんの治療を再開した矢先のことでした。遺族、関係者一同、大変急なことで、今はまだ悲しみに向き合うこともできず、対応に追われております。葬儀は近親者のみで行わせていただき、後日、お別れの会を催す予定でございます。関係者のみなさまへは改めてご案内申し上げます」とした。

続きを表示

2022年10月2日のニュース