マツコ 「田舎暮らしをしたい」とあまり言わなくなったワケ「軽々しく言っていた自分が小っ恥ずかしく」

[ 2022年10月2日 16:42 ]

マツコ・デラックス
Photo By スポニチ

 タレントのマツコ・デラックス(49)が1日放送の日本テレビ「マツコ会議」(土曜後11・00)に出演。田舎暮らしへの思いを明かした。

 この日は20年ぶりのバラエティー出演となる歌手のUAがゲスト。7年前からカナダの離島で移住暮らしをしていることなどを明かした。

 そんなUAにマツコは「農家の方たちとか漁師さんとか、そういう人たちが本来の人間の姿だと思う。かといって、できるかって言われると怖いよね。一歩踏み出すのは…そこでポンと行ける人どうか。私はこういうことに限らず、全部そうなんだけど、皆さんのイメージと違ってとても臆病者なんで、行っちゃおうか!ってそれがすごいなって思う」と感心しきり。「一時、“田舎暮らしをしたい”みたいなことを言ってた時があって、でも、今、言わないようにしてる」とし、「なぜかっていうと、すごい表層的に言ってたなって思って。実際の大変さだったりはとりあえず置いといて、田舎暮らししたいみたいのを軽々しく言っていた自分が、急に小っ恥ずかしくなったタイミングがあって」と苦笑した。

 カナダの離島と仕事がある東京を行き来する生活に、「2つのワールドを行き来している」と話したUAに、マツコは「その手があったかって」と納得。「今のこの自分と皆さんが知らない自分というものを、ちゃんと両立させていれば、今のこの世界の中でどんな不安定になって、どんなに辛くてもちゃんとした死に方ができる。そのためには1回、こっちの世界でやることもちゃんと整理したうえで、1つ構築を始めないとダメだよなと思って。そろそろそういうのを考えないとダメな歳よね、50歳って。勇気を持たないとね、結構な勇気だわ」と語った。

 「この17~8年、90%以上、仕事の人生だったから。その長い年月、仕事に捧げてしまうと、今から取り戻そうとか、手にしようと思ったりして、得られるものってどれぐらいあるんだろうって。もう術も分からないぐらい」とマツコ。「数年前ぐらいまでは仕事してなんぼだと思ってたの。あれってでもすがってただけなんだよね、何も得られてない、何も見つけられてない自分を正当化するのに、私は仕事のために人生捧げてるのよ!って言い訳していただけで、アタシ、ちゃんと生きてこなかった。怠惰に、仕事さえしていればいいやと思って生きてたわ。はっきり分かった」としみじみ。「アタシ、上手くはやれない。これを断ち切らないと。彼氏とかパートナーじゃなくていいけど、例えばこれから一緒に何かを始める人でもいいし、生活を共同でする人でもいいけど、そういう人と巡り合うためにも、今の生活をしていたら巡り合わない気がする」と話した。

 さらに「ずっと東京で仕事をさせてもらいながら、ここはアタシの居場所ではないって思って生活しているのは確か」とも。千葉県出身のマツコは「それ(千葉への移住)ぐらいでもいい。ちょっと郊外(への移住)、それは考えてます」と明かしつつも「でも今のままだと別荘になっちゃう」とももらした。

続きを表示

2022年10月2日のニュース