藤井王将 NHK杯3回戦進出、同学年で唯一の年下棋士下す「難しい中でペースをつかめた」

[ 2022年9月12日 05:30 ]

藤井王将
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 将棋のNHK杯は11日、藤井聡太王将(20)=竜王、王位、叡王、棋聖含む5冠=と、伊藤匠五段(19)による2回戦が放映され、後手の藤井が116手で勝ち、3回戦に進出した。

 相掛かりの戦型から藤井が先に仕掛けた。中盤の攻防を経て自王の単独逃避行を強いられたが逆に伊藤の戦力をそぎ落とすことに成功。最後は5冠の貫禄を見せつけ「難しい中でペースをつかめた。ただ終盤に間違えたので反省しています」と話した。

 藤井にとって伊藤は同学年だが、誕生日の関係で唯一の年下棋士。小学時代には対局で敗れ、号泣したこともある。昨年度は勝率で2位に甘んじ、将棋大賞の勝率1位部門5連覇を阻まれていた。

 12日は順位戦A級3回戦で糸谷哲郎八段(33)と対戦する。

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