太田裕美 3年前に乳がん手術 まつ毛、眉毛などもすべて抜けて「大丈夫なの?って凄くショックで」

[ 2022年9月12日 14:19 ]

歌手の太田裕美
Photo By スポニチ

 歌手の太田裕美(67)が12日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。3年前に乳がんを患った当時を振り返った。

 19歳でデビューし、歌手生活48年になるという太田。司会の黒柳徹子が「乳がんの手術をなさったの。3年前」と話を振ると、太田は「そうです。とりあえず今は定期的に、3カ月に1回ずっと検査をしてという形で経過観察というのがずっと続いてますね。コンサートはばりばり歌ってます」と明かした。

 黒柳が「乳がんで一番つらかったのは、眉毛から何から全部抜けちゃったんですって」と続けると、太田は「抗がん剤で吐き気があるとか、倦怠感があって力が出ないとか、そういうものは聞いてましたし、髪の毛も抜けても大丈夫じゃないけど、かつらを被るとか準備してるじゃないですか。心の準備がちゃんとあったんですけど、まつ毛とか眉毛もなくなっちゃうのっていうのは…」と語った。

 「本当にね、朝起きて顔洗った時にいきなりなんか老婆になったような。本当に眉とかまつ毛がないとのっぺりとかしちゃうんですよね。抗がん剤で肌の色も土気色って言うんですか、あんまり奇麗じゃなかったので、“大丈夫なの?”っていう感じで。それが凄くショックで」と説明すると、「見た目だけのショックじゃなくて、よく毛っていうのは身を守ってくれるっていうじゃないですか、本当にまつ毛は目の中にゴミが入るのを守ってくれてたりとか、あとびっくりしたのがお鼻の毛もなくなるじゃないですか。そうすると、私花粉症があるんで、春になって凄いいつもよりも鼻水が出てくるんですよ。何でこんなに出てくるんだろうと思ったら、鼻毛がないと守ってくれない。それでブワーっと出てくるっていう。それも初めての経験で」と振り返った。

 「人間の体ってちゃんといろんなものが守ってくれてるんだなっていうことを身をもって体験して、ありがたいなって思いました」と太田。眉毛については「なくなってくると、どこからスタートか分からないじゃないですか。かすかに残っているところをなぞって眉毛書いたりして。貴重な体験をしました」とも話した。

 髪が再び生えてくるとうれしいかと聞かれると、「そうですね。でも下のまつ毛なんかも、今年になってですよ。ようやくちゃんと生えそろったのは。このまま年齢もあってまつ毛も薄くなったり短くなったりするじゃないですか。だから少ないままなのかなとと思ってたんですけど、今年になって下のまつげも生えて来て。やっぱり生えてきたってうれしい」としみじみと話した。

続きを表示

2022年9月12日のニュース